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ランド・ノリス「2022年型F1マシンはドライビングが簡単ではない」

2022年01月05日(水)17:53 pm

2022年のF1マシンは昨年までのものとは外観ばかりかマシン特性もかなり変わることになる。それは、これまでとは大きく変わる技術レギュレーションが今年から導入されるためだ。

今年のF1はバーレーン(3月20日決勝)で開幕を迎えることになるが、伝えられるところによれば、2月下旬にスペインのバルセロナで1回目のプレシーズンテストが行われる可能性が高いようだ。つまり、遅くともそれまでにはすべてのチームの2022年型マシンの姿が明らかになるはずだ。

しかし、F1チームはすでに2022年のレギュレーションに合わせたシミュレーターを開発しており、ドライバーたちもそれを使って2022年型マシンの感触をつかむ作業に取り組み始めている。

2022年のF1マシンはシャシーそのものがダウンフォース効果を発生させるグラウンドエフェクトカーとなり、ウイングなどの空力パーツによる空力効果が抑えられることから、ドライバーにもこれまでとは異なるドライビングスタイルが求められることになると考えられている。

そして、シミュレーターで2022年型マシンの感触を試したマクラーレンのランド・ノリスによれば、そのマシンはあまり運転しやすいものにはならないだろうという。

「間違いなく、少し違うスタイルになるだろうね」

イギリス出身ドライバーである22歳のノリスはそう語ると次のように続けた。

「ある意味、運転しやすいものになるとは思えないよ」

「F2にちょっと似ていると思うし、もっとクルマと格闘することになると思う」

「でも、僕が間違っている可能性もあるよ。常に変化しているから、1か月前に運転したものと今運転しているものはかなり違っているし、最初のレースが始まるころにはおそらくまた大きく変わっているはずからね」

一方、2017年から所属していたメルセデスを離れ、今年からアルファロメオのドライバーを務めることになるバルテリ・ボッタスは、2022年のF1マシンがこれまでと大きく違うものになるとは考えていないようだ。

「少なくとも、その時点(シミュレーターでの走行時)では、ダウンフォースに関しては少し弱くなっているように感じたよ」

「だけど、全体的な感覚は、どちらのシミュレーターでもそれほど異なるものではなかったよ」

そう語った32歳のフィンランド出身ドライバーは次のように付け加えた。

「ほかのクルマを追いかけて行くようなシミュレーションはできないけど、ものすごく違うということはないね。まだ少しダウンフォースが小さいかもしれないけど、それは変わっていくと思うよ」

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