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ニキータ・マゼピンはF1では通用しないとラルフ・シューマッハ

2021年12月21日(火)19:00 pm

ドイツ出身の元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハは、ニキータ・マゼピン(ハース)がF1にふさわしくないドライバーであることは明らかだと考えている。

2020年のF2チャンピオンであり、フェラーリの支援を受けるミック・シューマッハは今年フェラーリエンジンを搭載するハースでF1デビューを飾った。

そして、そのチームメートになったのが、今季からハースのタイトルスポンサーとなったロシアの化学肥料会社『ウラルカリ』を率いるドミトリー・マゼピンの息子ニキータ・マゼピンだった。

そのマゼピンは、2020年にはミック・シューマッハと同じF2で戦い、ランキング5位でシーズンを終えている。

だが、ラルフ・シューマッハは今のマゼピンにはF1で戦うだけの実力はないと『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』に次のように語った、

「彼はF2では確かに良いドライバーだったよ」

「でも、今年の彼は間違った方向に行ってしまったし、正直なところ、彼は何か違うことをするべきだったんじゃないかと私は思っているよ」

「彼には必ずしもF1で走る必要はないからね」

ラルフ・シューマッハがこういうコメントをした理由のひとつは、有名な兄ミハエル・シューマッハの息子である甥のミックには「彼を助けることができる」チームメートが必要だと考えていることがあるようだ。

「(2022年に導入される)まったく新しいコンセプトのもとでこういうチームを前進させるためにはミックだけでなく、ミックと一緒にチームを前進させることができる者が必要だよ」

しかし、ハースでは2022年もミック・シューマッハとニキータ・マゼピンのコンビで戦うことが決まっており、来年もこの2人によるチーム内バトルが展開されることになりそうだ。

実際のところ、2021年シーズンにはレギュラードライバーの中でポイントをまったく獲得することができなかったのはハースの2人のドライバーだけだった。

ハースではフェラーリとの技術協力態勢を強化するとともに、今季は早い段階で2021年型マシンの開発をストップし、これまでとは大きく異なる技術レギュレーションが適用される2022年型マシンの開発に全力を注いできていた。

フェラーリのサポートを受けるハースが反撃に転ずることができるかどうかも、2022年F1の注目ポイントのひとつだろう。

来年は2022年型ハースF1マシンでミック・シューマッハがポイントを獲得することができると思うかと質問されたラルフ・シューマッハは、「ハースが彼に何を用意できるか次第だよ」と答え、次のように付け加えた。

「その後は、それを達成できるかどうかは彼(ミック)にかかってくる」

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