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“最後の1周”を演出してしまったウィリアムズのラティフィ、なぜクラッシュ?ハミルトンも初王者獲得時は最終周にドラマ/F1アブダビGP

2021年12月13日(月)5:36 am

F1最終戦となる第22戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)決勝レースが行われ、ファイナルラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて優勝し、初のF1ワールドチャンピオンに輝いた。F1ラストランのホンダは、1991年のアイルトン・セナ以来となるチャンピオンを獲得し、有終の美を飾った。

●【F1第22戦アブダビGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■なぜクラッシュしたのか?

終盤にクラッシュしてしまったニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は、このチャンピオンが変わるきっかけとなった“最後の1周”を結果的に演出するきっかけを作ってしまった。

このクラッシュは、バトルをしていたミック・シューマッハ(ハース)との接触ではなく、単独スピンをしてウォールにヒットしてしまった。ラティフィはなぜクラッシュしてしまったのだろうか?自身は「タイヤが汚れた」ことが原因と次のように説明した。

「今日はタフなレースで、終始ペースが上がらず苦労した。終盤、ミック・シューマッハ(ハース)とレースをしていたとき、ターン9でやや大きくはみ出してしまったんだ。コースを外れたことでタイヤが汚れてしまい、その後、小さなミスをして、残念ながらクラッシュしてしまったんだ。このような形でシーズンを終えたくはなかったから、とても残念だ」

ハミルトンが2008年に初めてF1チャンピオンを獲得した時を振り返ってみると、F1最終戦ブラジルGPの最終ラップにティモ・グロック(トヨタ)がスピンしたことで、優勝してチャンピオンを決めたかに思えたフェリペ・マッサ(フェラーリ)から大逆転でチャンピオンを勝ち取っていた。

今シーズンの勝利の女神はフェルスタッペンに微笑んだ。時代が変わったということかもしれない。

●【最新ランキング表】フェルスタッペンが初のF1ワールドチャンピオン!F1世界選手権チャンピオンシップ

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