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【ハースF1】最終戦の予選や決勝に出走できなくなる可能性も

2021年12月10日(金)18:25 pm

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、場合によっては今週末に行われる今季のF1最終戦アブダビGPの決勝(12日)に出られなくなる可能性もあると認めた。

今年はミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという2人のルーキードライバーで戦ってきたハースだが、シュタイナーは、仮に彼らが金曜日に行われる2回のフリー走行でクラッシュしてマシンを壊してしまうようなことになれば、翌日の予選や日曜日の決勝に出られなくなる恐れもあると次のように語った。

「前回のクラッシュによって、我々のパーツのストックは非常に少なくなってしまっている」

「前回のレースで壊れたものはすべて廃棄したよ。それでも、レースをするには十分なんだ」

ジェッダ市街地サーキットで先週末に行われた第21戦サウジアラビアGPでシューマッハとマゼピンがいずれもクラッシュしてリタイアとなったことに言及しながらそう語ったシュタイナーだが、今週末のレースに向けて心配なのはパーツではなく、モノコックの方なのだと次のように続けた。

「もし金曜日に大きな事故がなければ問題はない。しかし、もし金曜日が先週末の日曜日のようになってしまえば、我々にとってはまずいことになる」

「ドライバーたちも金曜日にはリスクを負うようなことができないのはわかっている」

「シャシーの交換というようなことになれば最悪だからね。シャシーのひとつはカタール(第20戦)で、そしてもうひとつはサウジアラビアでダメージを負ってしまった。そう、問題はシャシーなんだ」

実際のところ、マゼピンのモノコックは先週末のサウジアラビアでジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)のマシンに追突したことでもはや使い物にならない状態となってしまったようだ。

シュタイナーはそれに関して次のように付け加えた。

「その衝撃によって両方のフロントホイールがカーボンに押しつけられてしまったんだ。そこには今2つ穴が空いてしまっているよ」

アブダビGPの舞台となる今年のヤス・マリーナ・サーキットにはレイアウト変更が施されているが、シュタイナーは、とりわけ大きな縁石が加えられたことを心配しているようだ。

「彼らは、カタールで行ったように、第5、第9、そして第16コーナーに同じ破壊的な縁石を設けている」

そう語ったシュタイナーは次のように続けた。

「我々はパニックに陥るような状況ではないが、金曜日には注意しなくてはならない」

「もしも、金曜あるいは土曜にシャシーにまた問題を抱えてしまえば、我々はもうレースには出られないよ」

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