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レッドブルのボスが懸念「アブダビのコースレイアウト変更はメルセデスに有利」

2021年12月10日(金)17:49 pm

ついに2021年のF1シーズンも今週末に行われる最終戦アブダビGP(12日決勝)でその戦いに幕が下ろされることになる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が全くの同ポイントで並んだ状態でこのレースを迎えることになっており、この2人のうちのいずれかがレース後には2021年のF1チャンピオンという称号を手にすることになるわけだ。

だが、その最終戦の舞台となるヤス・マリーナ・サーキットは昨年からコースレイアウトが一部変更されており、これがフェルスタッペンとハミルトンの戦いに影響を及ぼす可能性もありそうだ。

今回のレイアウト修正はコース上でのオーバーテイクチャンスを増やすためのものだと言われており、具体的には昨年までターン5及び6として存在していたシケインが撤去されたほか、ターン11から14までのタイトなコーナーがバンクがついたロングコーナーに変更されると共にターン17から20までも半径が拡大されている。

この修正に伴ってコース全長は昨年までの5.554キロメートルから5.281キロメートルに短縮されており、決勝は昨年までの55周ではなく58周で争われることになる。

今回のレイアウト変更によってラップタイムはこれまでよりも大幅に縮まるものと考えられているが、より高速なサーキットになったことでレッドブル・ホンダよりもメルセデスにアドバンテージが生じることになる可能性が高いと考えられている。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、「これはメルセデスの助けになる」と認めている。

昨年のアブダビGPではポール・トゥ・ウィンを達成したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だが、このレイアウト変更により、初のF1タイトル獲得に向けたルイス・ハミルトン(メルセデス)との戦いがより厳しいものになるかもしれない。

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