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FIA会長の任期を終えるジャン・トッドが「スーパーコンサルタント」としてフェラーリに復帰か?

2021年12月09日(木)18:50 pm

現在FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)の会長職にあるジャン・トッドが、古巣フェラーリに復帰することになるかもしれない。

フランス出身の75歳のトッドは、任期満了に伴い、あと1週間で12年間に及んだFIA会長のポストから降りることになる。そして、その後任にはグラハム・ストーカーもしくはモハメド・ビン・スライエムが選出されることになっている。

トッドがFIA会長に就任する前はフェラーリのチーム代表を務めており、ミハエル・シューマッハや現在F1モータースポーツ担当マネジングディレクターを務めているロス・ブラウンらと共にチームに黄金時代をもたらしたことでもよく知られている。

そして、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』紙はこのほど、トッドがアドバイザー的な立場でフェラーリに戻ってくる可能性があると報じている。

すでにトッドとフェラーリ会長のジョン・エルカーンとの間で話し合いが進められているとした『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』は、トッドが加入して“スーパーコンサルタント”とも言えるような立場でフェラーリF1チームの運営に関与するようになることで、現在チーム代表を務めているマッティア・ビノットが純粋にチームのパフォーマンスに集中することができるようになるだろうとしている。

また、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』やドイツの『RTL』もトッドのフェラーリ復帰の可能性を報じており、2019年に他界したニキ・ラウダがメルセデスで務めていたような役割を担うことになるだろうと予想している。

フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』は、来週の金曜日(17日)でFIA会長の座を降りることになるトッドが次のように語ったと報じている。

「私はそのことについて親戚とよく話すんだが、うれしさが7割、そして多分3割がちょっと悲しいだろうと言っているんだ。だから、12年を終えて去ることに関しては、ネガティブよりもポジティブにとらえていることの方が多いということだよ」

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