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ルイス・ハミルトン「今も新型コロナウイルスの恐怖の中で生きている」

2021年11月25日(木)18:04 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、新型コロナウイルス問題をもう過去のことだと考えているアスリートがいることに違和感を覚えると語った。

新型コロナウイルスのパンデミックが発生してから約20か月がたった今、世界中で大規模なワクチン接種活動が行われており、F1でも新型コロナウイルス対策が少しずつ緩和されつつある状況となっている。

しかし、ミハエル・シューマッハと並ぶ通算7回のF1ドライバーズタイトル獲得記録を持つハミルトンは、2021年のタイトル獲得に向けて今もコロナウイルスに対する「恐怖」を感じながら戦っていると認めている。

「僕はまだ1人で家にいるけれど、昨年の経験のおかげで、今では少しうまく対応できているよ」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったハミルトンは次のように付け加えた。

「だけど、まだ常に恐怖の中で生きているんだ」

ハミルトンは昨年すでに新型コロナウイルスに感染しており、第16戦サヒールGPを欠場したという経験を持っている。そして、まだ完全に体調が元通りになっていなかったこともあり、2021年シーズン前半は「これまでに経験した中で最も厳しいもののひとつだった」と認めている。

そして、ハミルトンが今最も恐れているのは、再び新型コロナウイルスに感染してしまえば、その時点で今年のF1タイトル争いが終わってしまうということだ。

「僕の周りにいる人たちにとっては、1日仕事を休んでも問題ではないだろう。だけど、僕たちドライバーにとっては、それが決定的なものになりかねないんだ」

「ほかのアスリートの中にはものすごくリラックスしていて、感染することをあまり心配していないように見える者たちもいる。それは、僕には違和感があるよ」

そう語った36歳のハミルトンは、今でも自分は新型コロナウイルスに感染しないよう可能な限りの努力をしていると次のように続けた。

「昨年はシーズンが短縮され、わずか6か月だった。でも、今年はほぼ1年だ」

「いくつかの分野で(コロナ対策)ルールがいくらか緩和されてきているから、油断してトラブルを抱えやすくなっている。そのことを常に頭の片隅に置いておく必要があるよ」

「僕の社会的接触への対処法は以前と今では大きく違っている。今では誰とも距離を置くようにしているし、周りに人がいるときはいつも息を止めるようにしているんだ」

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