フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、7年ぶりに上ったF1表彰台で、今季のタイトル争いをしているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)と並んだのは「妙な気分だった」と語った。
今年3年ぶりにF1に戻ってきた40歳のアロンソは、先週末に行われた2021年F1第20戦カタールGPで3位となり、2014年以来となるF1通算98回目の表彰台に立った。
だが、アロンソはそのときのことを次のように語っている。
「僕にとっては妙な表彰台だったよ。どうすればいいか、本当にわからなかった」
「タイトル争いをしている2人のドライバーがいて、そしてそこに僕がいたんだ。僕はあまり目立ちたくはなかったよ」
微笑みを浮かべながらそう語ったアロンソだが、表彰台に立てたことは嬉しく思っているものの、今回の表彰台がとりわけ自分にとって重要なものだとは考えていないとも主張している。
「重要性という点では、これまでに経験したいくつかの表彰台に匹敵するものだったと言うつもりはないよ」
母国スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』にそう語ったアロンソは次のように付け加えた。
「すごく嬉しいけれど、ほかのもの、特に勝利とは比べ物にならないよ。大切ではあるよ。でも、実際のところ、ちょっと妙な気分だったよ」