今季も残すところ3戦となったF1第20戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)の決勝レースを終えて、リタイアを選択したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が次のように振り返った。
●【F1第20戦カタールGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
■1周目は滑るように走っていた
「金曜日の時点ではとても期待していただけに、今日はとても残念な一日で、厳しい形で週末を終えることになってしまった」
「フォーメーションラップではタイヤの温度を上げるのに苦労したし、グリッドが汚れた側だったこともあってスタート時にはグリップがなく、そのため、1周目はホイールスピンばかりしていて、滑るように走っていました」
「その後、DRSトレインに巻き込まれてしまったけど、ギャップが開いてからは前進できたし、ペースも良かったので、スティントを長く続けることができたんだ」
■予兆なく突然パンク・・・
「ところが突然、何の振動も警告もなくパンクしてしまったんだ。僕たちはタイヤの限界に挑戦していることはわかっていたけど、グリップは十分に得られていたし、フィーリングも良かったので、このまま走りきることが表彰台への最大の近道だったんだ」
「パンクした場所はピット入口を過ぎたばかりで、コースの中でも最も不運な場所だった。またピットに戻った時にはマシンがかなりダメージを受けていたので、僕たちは(PUの)マイレージをセーブするためにもリタイヤしたほうが安全だと思ったんだ」