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【F1】残りの3レースすべてでメルセデスが強いとは限らないとフェラーリのボス

2021年11月16日(火)18:50 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、先週末に行われたF1第19戦サンパウロGPで新たなエンジンを投入したルイス・ハミルトン(メルセデス)が残りの3レースでも絶対的な強さを見せることになるかどうかはわからないと考えている。

サンパウロGPの舞台であるインテルラゴス・サーキットでは現在ランキングトップに立っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が有利だろうと予想されていた。

だが、このレースで今季5基目となるICE(内燃機関)を投入したハミルトンのマシンはストレートで驚異的なスピードを発揮し、度重なるグリッド降格ペナルティをものともせず、今季6勝目をあげている。

レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も、そのハミルトンのスピードには驚かされたと認め、次のように語っている。

「ほかのドライバーはハミルトンよりもギアが1つ少ないようにさえ見えたよ」

「メルセデスは重要な段階へ来て、このロケットのような傑作を造ることに成功したんだ」

しかし、ビノットは、メルセデスがサンパウロGPでハミルトンのマシンに投入した新エンジンが残りの3レースでも圧倒的な力を見せ続けるとは限らないと考えている。

「正直なところ、私はパワーユニットの問題だとは考えていないよ」

「あるサーキットから別のサーキットへ行くとき、あるクルマがほかのクルマよりもうまく適応することがあるんだ。メキシコではレッドブルがアドバンテージを持っていた。サンパウロではメルセデスの方だった」

「それは、エンジンを交換しなかった(バルテリ)ボッタスのパフォーマンスからもわかることだ。両者の差は小さかったよ」

テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語った52歳のビノットは次のように付け加えた。

「それよりも重要なのは、これからのグランプリにマシンがどう適応するかということだ。そのうちの2つは誰もが経験したことがないものだからね」

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