ルイス・ハミルトン(メルセデス)がインテルラゴス・サーキットで行われた今季のF1第19戦サンパウロGPで勝利を飾ったことで残り3レースに向けて大きな手応えを得たのは間違いないようだ。
●【F1第19戦サンパウロGP】決勝レースのタイム結果、周回数、獲得ポイント
予選後にマシンのリアウイングにルール違反が認められたことでスプリント予選を最後尾からスタートすることになるなど浮き沈みの多かったハミルトンのサンパウロGPだが、結局決勝では10番グリッドからのスタートだったにもかかわらず見事に逆転優勝を果たし、ランキングトップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との差も14ポイントに縮めることに成功している。
そして、ハミルトンの勝利には、チェッカーフラッグを受けた後にシートベルトを緩めるというルール違反を犯していたことから罰金を科されるというオマケまで付いてしまった。
だが、不利なポジションからスタートしたにもかかわらず、最大のライバルであるフェルスタッペンをコース上でオーバーテイクして勝利できたことで、ハミルトンは残り3レースにもチームが一丸となって臨むことで勝機が見えてくるはずだと考えているようだ。
「これはリベンジだと言うつもりはないよ。それは僕のスタイルではないからね」
「だけど、この週末には多くの力が僕たちに不利に働いていたように見えたけれど、僕たちはチームとして戦っただけさ」
レース後、今回の勝利について『DAZN(ダゾーン)』にそう語った36歳のハミルトンは次のように付け加えている。
「F1世界選手権の戦いはこうあるべきだよ」