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フェルスタッペンの方がハミルトンより“冷静”だとゲルハルト・ベルガー

元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、2021年のF1タイトル争いをしている2人のドライバーを比較すると、マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）の方がルイス・ハミルトン（メルセデス）よりも「図太い神経」をしていると考えている。

かつてマクラーレンでアイルトン・セナのよき相棒を務めていたことでも知られる62歳のベルガーは、母国オーストリアのテレビ局『ORF』から、今季のタイトル争いを繰り広げているフェルスタッペンとハミルトンについて質問されると次のように答えた。

「2人のうちでは、マックスの方が落ち着いていると思うよ。彼の方が図太い神経をしている」

「マックスが勝利してフィニッシュラインを横切ったときには、彼はチームに無線を通じて短い感謝のメッセージを伝えるだけなんだ。感情的にならず、泣いたり叫んだりすることもない。すごく冷静だよ」

「ルイスはときどきやり過ぎることがある」

「それはタイトルの数とか経験には何も関係ないことなんだ。とりわけ、プレッシャーがかかったときにうまく力を発揮することができるかどうかは持って生まれた気質によるものだよ」

そう語ったベルガーは、2016年にハミルトンが当時チームメートだったニコ・ロズベルグとのタイトル争いに敗れたことを引き合いに出しながら次のように付け加えた。

「すでにロズベルグがいたときに我々はそれを目にした。あのときのルイスは一番攻撃を受けやすかったよ」