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【レッドブル】チームタイトル獲得よりフェルスタッペンをF1チャンピオンにすることの方が重要

2021年11月08日(月)18:55 pm

レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、今季マックス・フェルスタッペンに初のF1ドライバーズタイトルを獲得させることが最も重要な目標だと主張した。

●【F1第18戦メキシコGP】決勝レース結果のタイム差、周回数、ピット回数

F1メキシコGPではフェルスタッペンが今季9勝目をあげ、ライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を19ポイントに開くことに成功した。

レッドブル首脳の1人であるマルコは、レース後に母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。

「リラックスできたよ」

「またタイトル争いのリードを広げることができた。だが、来週のブラジル(サンパウロGP/14日決勝)でも勝たなくてはならない。そうすれば、もっとリラックスできるだろうね」

エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われたメキシコGP予選ではメルセデス勢の後塵を拝したレッドブル・ホンダ勢だったが、決勝では3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンがスタート直後のターン1で2台のメルセデスをとらえて先行すると、その後もハミルトンとの間に大きなギャップをつくりながら快走。トップでチェッカーフラッグを受けている。

「マックスのブレーキングの遅らせ方は比類なきものだよ」と賞賛したマルコは次のように付け加えた。

「今日の彼は素晴らしかった。別格だ」

一方、メルセデスF1チームを率いるチーム代表のトト・ヴォルフは、メキシコGP決勝スタート直後にフェルスタッペンにオーバーテイクするためのスペースを与えてしまった自分たちのドライバーに非があったのだとしている。

しかも、ポールポジションからスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、ターン1でフェルスタッペンに先行を許すと、その直後のターン2でリカルドとの接触によりスピンを喫してしまうという最悪の事態となってしまっていた。

ボッタスはその後もポイント圏内に復帰することができなかったが、最後にソフトタイヤに交換してファステストラップを刻み、フェルスタッペンが1ポイントを加算するのを阻むことには成功している。

仮に、ボッタスがファステストを刻んでいなければコンストラクターズ(チーム)タイトル争いではメルセデスとレッドブル・ホンダが同ポイントで並んでいたはずだった。だが、現時点ではわずかに1ポイント差ながら、メルセデスが首位をキープいる。

だが、マルコは、レッドブルとしてはコンストラクターズタイトルよりもフェルスタッペンのドライバーズタイトル獲得の方を重要視していると次のように語っている。

「コンストラクターズランキングの差は現在わずか1ポイントだ。しかし、マックスの(ドライバー)タイトル獲得の方が圧倒的に重要だよ」

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