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【ホンダF1】フェルスタッペンが“セナ超え”今季9勝目!母国GPペレスと3連続W表彰台/F1メキシコGP

2021年11月08日(月)11:38 am

F1第18戦メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)決勝レースを終えて、ホンダF1が次のように振り返った。

●【F1第18戦メキシコGP】決勝レース結果のタイム差、周回数、ピット回数

■ホンダF1:レースレポート

メキシコシティGPの決勝は、マックス・フェルスタッペンが独走劇を繰り広げて、今季9勝目。トップ4にHondaパワーユニット勢が3台入り、セルジオ・ペレスが母国での初表彰台登壇、ピエール・ガスリーが4位入賞を果たしました。

■ターン1で混乱、角田裕毅がリタイア

フェルスタッペン、ペレス、ガスリーが3~5番グリッドに並んだスタートでは、見事な加速を見せたフェルスタッペンが2台のメルセデスを交わしてターン1で首位を奪います。ペレスもルイス・ハミルトン(メルセデス)の後方3番手に浮上し、ガスリーはスピンしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上手く交わして4番手に続きました。

一方、17番手スタートの角田裕毅は、コース上にストップしたボッタスのマシンを避けるために後方で起きた混乱に巻き込まれ、スピードを緩めたところエステバン・オコン(アルピーヌ)に接触されます。これによってサスペンションにダメージを負い、残念ながらターン2で早々にリタイアとなりました。

■目の離せない展開

ここからコース上での順位の変動は見られなくなりますが、目の離せない展開となりました。フェルスタッペンは順調にリードを拡大していく中、ペレスは2番手を狙って前方のハミルトンにプレッシャーをかけていきます。

ガスリーは、Hondaパワーユニット勢で最も早くピットイン。31周目にハードタイヤへと交換し、4番手の位置をキープしながら好ペースで安定した走りを見せます。

フェルスタッペンは33周目にピットストップを行い、その前にピットインしていたハミルトンに対応。ハードタイヤに交換してペレスの後方でレースに戻ると、ハミルトンとの差を広げていきます。

■ペレスがハミルトンを追う

1ストップ戦略が主流となる中、戦略上の違いを作り出そうとしたペレスは、40周目にピットイン。周囲のマシンと同じくハードタイヤに交換し、ハミルトンの約9秒後方の3番手でレースに戻ります。

ペレスは、ここから好調なペースで追い上げますが、トラフィックや、路面温度の上昇によるグリップ減少などにより、オーバーテイクするまでには至りません。

■レッドブル・ホンダは1-3でダブル表彰台を獲得

チェッカーフラッグ時には、フェルスタッペンはハミルトンに16秒以上の差をつけて圧勝。

ペレスは最後までハミルトンにプレッシャーをかけ続けたものの、1.1秒差の3位でフィニッシュし、自身初の3戦連続表彰台となりました。

この結果、フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップのリードを19ポイントに拡大。コンストラクターズチャンピオンシップでも、レッドブル・レーシング・ホンダがメルセデスに対して1ポイント差に迫りました。

■ガスリーは4位、ランキング5位のアルピーヌと同点に

ガスリーは、好調なペースを見せて4位でフィニッシュ。後続のフェラーリ2台に17秒以上の差をつけてのフィニッシュで12ポイントを獲得し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズチャンピオンシップで5位を争うアルピーヌと同ポイントになりました。

■フェルスタッペン、セナ超えの年間9勝目

なお、フェルスタッペンのシーズン9勝目は、1988年に年間8勝を挙げたアイルトン・セナを抜き、Hondaエンジン/パワーユニットでの1シーズンでのドライバー最多勝記録を塗り替えました。

次回は1週間後の11月14日(日)に決勝が行われるブラジルGP。前回の2019年は1-2フィニッシュを果たした舞台で、今回もポイントを積み重ねられるよう、全力を尽くします。

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