F1第18戦メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝、今季9勝目を挙げた。
2位はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)だった。
3位だったペレスは、メキシコ人として初めて母国F1メキシコGPの表彰台を獲得し、大観衆の興奮度はマックスに達した。
4位にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が入った。
ホンダにとってはF1初優勝の地メキシコで、最後のメキシコGPを優勝、3位、4位という好結果で終えた。
■ランキング5位争い!アルファタウリ・ホンダはアルピーヌと同点に!
チャンピオンシップ争いはメルセデスとレッドブル・ホンダがわずか1ポイント差と熾烈になっているが、ランキング5位争いも激しくなってきた。
好調ガスリーはフェラーリ勢を余裕で抑えて4位に入賞したことで、チームは大量の12ポイントを獲得することに成功。直接のライバルでランキング5位のアルピーヌは、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が9位入賞2ポイント獲得に留まったことから、ポイント差を一気に縮めて「同点」の106ポイントで並んだ。
しかし、エステバン・オコン(アルピーヌ)が第11戦ハンガリーGPで初優勝を達成していることから、優勝回数の差でアルピーヌがコンストラクターランキング5位、アルファタウリ・ホンダはランキング6位となっている。
■残り4戦、角田裕毅の結果が重要に
残り4戦、アルファタウリ・ホンダは入賞を続け、ポイント数でアルピーヌをリードしなければならない状況だ。好調ガスリーは好結果を残し続けて86ポイントを稼いでおり、ドライバーランキング9位につけている。
一方、ルーキーの角田裕毅はガスリーに対して4分の1以下の20ポイントで、ドライバーランキングは14位。最近は調子を上げているが、決勝レースでも入賞を続けてチームに直接的な貢献をする必要があるだろう。
■手強い相手、元王者アロンソと優勝経験者オコン
アルピーヌ勢は、アロンソが60ポイントでランキング10位、オコンは46ポイントでランキング11位と、ドライバー間の差はアルファタウリ・ホンダの2人より小さい。
マシンの速さとしてはアルファタウリ・ホンダが勝っているものの、相手は元F1チャンピオンのアロンソと、今季F1初優勝を達成しているオコンで、コース上のライバルとしてはかなり手強い相手だ。
ランキング5位争いも最終戦まで激しいバトルが展開されそうだ。