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レッドブル首脳が予想「ハミルトンはもう一度グリッド降格ペナルティを受けるだろう」

2021年11月04日(木)17:48 pm

レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、今後どこかのレースでルイス・ハミルトン(メルセデス)がもう一度グリッド降格ペナルティを受けることになるはずだと考えている。

2021年のF1も残すところあと5戦となったが、現時点ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがハミルトンに12ポイント差をつけてトップに立っている。

しかし、両者が今後も激しいトップ争いを続けることになるのは間違いなく、最終的にどちらに勝利の女神が微笑むことになるのかは全く予断を許さない状況だ。

だが、現王者チームのメルセデスはエンジンの信頼性に不安を抱えており、すでにバルテリ・ボッタスはこれまでに3レースで規定数を超えるエンジンコンポーネント投入によるグリッド降格ペナルティを受けている。

ハミルトンも第16戦トルコGPで今季通算4基目のICE(内燃機関)を投入したことによるグリッド降格を受けているが、マルコは今後のどこかのレースでもう一度ハミルトンがグリッド降格ペナルティを受けることになると予想しているようだ。

「おそらく、ハミルトンはもう一度エンジンペナルティを受けることになると思うよ」

「5グリッド降格になるのか10グリッド降格になるのかは分からないが、そうなれば間違いなく我々には好都合だよ」

ドイツのテレビ局『n-tv』にそう語った78歳のマルコは次のように付け加えた。

「私はメルセデスの方が心理的に大きなプレッシャーを抱えていると思うね」

実際のところ、現時点でのフェルスタッペンとハミルトンのポイント差はわずかに12ポイントだが、勝利数ではフェルスタッペンがここまで8勝を上げているのに対し、ハミルトンは5勝と、3勝の差がついている。

マルコは、そうしたことを考えれば、事故や技術的トラブルさえ起きなければ自分たちがこのまま逃げ切れる可能性が高いと考えているようだ。

「我々には夏休みを迎える時点では30ポイントのリードがあった。シルバーストン(イギリスGP)、ブダペスト(ハンガリーGP)、バクー(アゼルバイジャンGP)では失敗したが、走行距離や勝利数では、我々の限界的リードはもっと大きいはずだ」

「我々は、あと2レースで勝たなくてはならない。それは明らかだ。もし次の2レースで勝てれば、(F1タイトル獲得の)確率はフェルスタッペンが60パーセント、ハミルトンが40パーセントになると思うよ」

「2人とも完走を続ければ、決まるのは最終戦まで持ち越されるだろう。しかし、もしアクシデントやトラブルそれが途切れてしまえば、様相は劇的に変わってしまうよ」

そう続けたマルコは次のように付け加えた。

「しかし、我々は自信が増している一方で、メルセデスでは緊張感が増大している。それが基本的な流れだと私は思っているよ」

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