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ダニール・クビアトがNASCAR転向を視野に?

2021年10月29日(金)19:02 pm

ロシア人ドライバーのダニール・クビアトがアメリカのNASCAR転向を視野に入れている可能性もあるようだ。

そのことを示唆したのはアメリカンF1チームであるハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーだ。

ハースのオーナーであるジーン・ハースはNASCARでもスチュワート・ハース・レーシングの共同オーナーを務めていることでも知られている。

そのNASCARについて質問されたシュタイナーは次のように答えた。

「多くのドライバーたちがそれをやってみたいと思っているよ。何人かはインディカーに移籍しているしね」

「これは彼らにとっては大きなステップだよ。これらのシリーズは非常に異なるものだからね。NASCARからF1に行くのを想像するようなものさ。単にドライビングだけでなく、システム全体が異なるんだ」

そう語ったシュタイナーは、ミック・シューマッハ(ハース)とクビアトの名前をあげながら次のように付け加えた。

「ミックはテキサスの(NASCAR)レースに来ていたし、ダニール・クビアトはマーティンズビルのレースに姿を見せることになっている」

マーティンズビルはバージニア州南部にある都市であり、今週末にはそこでNASCARレースが行われることになっている。

「NASCARに行く者は誰でも私に『ねぇ、ギュンター、誰かを紹介してくれない?』と聞いてくるよ」

シュタイナーはそう語ると、次のように付け加えた。

「ダニールは何か興味深い選択肢がないかどうかを確かめるために立ち寄ることになるだろう。彼は今F1では走ることができないからね」

かつてレッドブルでも走ったことがある27歳のクビアトだが、昨年限りでアルファタウリのシートを失い、今季はアルピーヌのリザーブドライバーを務めている。しかし、今後もF1に復帰するチャンスは小さいと考えられており、現在はほかのカテゴリーを検討しているようだ。

昨年までハースに所属していたロマン・グロージャンが今年はインディカーに転向し、印象的なパフォーマンスを示したことはよく知られているが、2019年までルノーに所属していたニコ・ヒュルケンベルグも最近マクラーレンのインディカーチームでテストを行ったことも報じられている。

2022年にはF1経験を持つドライバーのアメリカ進出がさらに増えることも十分にありそうだ。

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