NEXT...F1開催スケジュール

フェルナンド・アロンソ「もっと早くF1を離れておくべきだったと後悔」

2021年10月26日(火)5:29 am

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、現在唯一後悔していることは、2015年か2016年シーズンが終わったところでF1を離れておけばよかったということだと語った。

●【F1第17戦アメリカGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

現在40歳のスペイン出身のアロンソは、2015年にからマクラーレン・ホンダで苦しい3シーズンを送ると、マクラーレン・ルノーとなったパッケージで2018年シーズンを戦ったのちにF1を離れ、その後WEC(世界耐久選手権)、インディ500、ダカール・ラリーなどに参戦。そして今年古巣ルノーがチーム名を変えたアルピーヌで3年ぶりにF1復帰を果たしている。

そのアロンソは、フランスの『L’Equipe(レキップ)』から、これまでのF1キャリアにおいて後悔していることはあるかと質問されると次のように答えた。

「何もないよ。後悔はない。ゼロだ」

「ひとつあるかもしれないけれど、それは(F1を)離れるのが遅すぎたということかな。もっと早くF1を離れるべきだったよ。今そう言うのは簡単だけど、2018年まで待つべきではなかったね」

「2015年か2016年に離れて、2年早くダカールや耐久レースにトライするべきだった。すでに2015年にはそうしたいという考えは持っていたんだけど、機が熟すまで時間がかかったんだ。あまりにも長くかかりすぎたかもしれない」

今年のアルピーヌはタイトルやレースでの勝利が望めるマシンではないものの、それでも現在のアロンソは3年前よりは満足できているようだ。

とは言え、このほどテキサス州オースティンで行われた今季のF1第17戦アメリカGPはアロンソにとってフラストレーションがたまるものになったようだ。

キミ・ライコネン(アルファロメオ)にコース外からオーバーテイクされたとチームに無線で文句を言っていたアロンソだが、レーススチュワードはその件に関しては審議の必要はないと判断。その後、今度は自分がアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)をコース外からオーバーテイクしたものの、これに関しては順位を戻さなければ5秒ペナルティが科されるとうながされ、ジョビナッツィにポジションを譲るというシーンがあった。

最近、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)から指名されたF1レーススチュワードたちの裁定には一貫性がなく、不公平なことが多いと主張していたアロンソだが、今回の件を受けて次のように語った。

「僕はずっと不正との戦いに挑んできたんだ」

「あれも新しいことじゃないし、昔と同じだったよ。ペナルティやルールの適用などに関して、国籍による不一致はずっとあったんだ」

「僕がレッドブルとタイトル争いをしていたときのことを覚えているよ。彼らがすごく変形するフロントウイングを使っていることは知っていたし、彼らはそれが禁止される前に5レースか6レースで勝っていたよ」

そう語ったアロンソは次のように付け加えた。

「2012年には僕は3ポイント差でタイトルを失ったんだ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック