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【F1アメリカGPレポート】レッドブル・ホンダとフェルスタッペンがハミルトンとの激戦を制す!角田裕毅は素晴らしい走りで9位!

2021年10月25日(月)6:44 am

2021年F1第17戦アメリカGP(オースティン、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)の決勝レースで、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、チャンピオンシップを争っているルイス・ハミルトン(メルセデス)との激しいバトルを制して優勝。その結果、ランキング首位のフェルスタッペンはハミルトンとの差を12ポイント差にまで拡大した。

●【F1第17戦アメリカGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

レッドブル・ホンダは、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が3位表彰台を獲得したことで、コンストラクターチャンピオンシップでメルセデスとの差を縮めることに成功した。

■スタートでハミルトンが首位に!

ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンだったが、イン側2番グリッドのハミルトンが素晴らしいスタートを決めてターン1を制覇。フェルスタッペンはアウト側から被せたものの、トップの座を譲ってしまった。するとハミルトンはフェルスタッペンとの差をどんどん拡げていった。

フェルスタッペンは「タイヤはかなりホットだし、特に速いとは思わないよ」とタイヤの不調を訴えた。

■14周目、フェルスタッペンがアンダーカットに成功して首位奪還!

11周目、フェルスタッペンはハミルトンより先にハードタイヤ交換。ハミルトンは14周目に交換したが、フェルスタッペンがアンダーカットに成功し、レースリーダーの座を奪還した。

■29周目、再びハミルトンが首位へ

29周目、フェルスタッペンが2回目のピットインで再びハードタイヤに交換。ペレスもそれに続いたが、ハミルトンはしばらくコース上に留まって首位をキープしようとしたが、その差は16秒しかない。ピットストップのロスタイムは20秒だ。

■37周目、首位はフェルスタッペンへ

メルセデスのトト・ヴォルフ代表は「勝利のために戦っている」と鼓舞すると、ハミルトンは「任せておけ!」と応えた。

しかし37周目にピットインした時には11.5秒しかリードできず、2番手に後退。今度は8.8秒後方からフェルスタッペンを追い掛けることになった。

「すべてはラスト3周にかかっている」

そう言われたハミルトンはタイヤを傷めないようにしながらも諦めずに追い上げた。

■ラスト5周の手に汗握るバトル!

そして残り5周となったところで、両者の差はわずか1.7秒差となった。ハミルトンはラストラップにDRSを使用して抜くことに賭けて1.000秒差まで迫る。

しかし、フェルスタッペンは摩耗したタイヤにもかかわらずセクター1で自己ベストを更新してDRS圏内には入れさせず、そのまま1.3秒差で逃げ切ってポール・トゥ・ウインを達成した。

フェルスタッペンのタイヤはブリスターができていて、ボロボロになっているのが激しいバトルを物語っていた。

メキシコから多くのファンが駆け付けていたペレスが3位表彰台を獲得。レース後には「ドリンクが壊れてフラフラだった」と明かした。

4位から8位に入ったフェラーリとマクラーレンは、激しいバトルを繰り広げて、レースを盛り上げた。9番グリッドから追い上げたバルテリ・ボッタス(メルセデス)は6位でフィニッシュ。

9位には、10番グリッドからソフトタイヤでスタートした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、ボッタスと見事なバトルを繰り広げ、素晴らしいドライブで9位でフィニッシュした。チームメイトのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はサスペンションに問題を抱えてリタイアした。

“アキュラ”ロゴで臨んだホンダ勢は、優勝、3位、9位と3台が入賞。ホンダは30年ぶりにアメリカGPを制した。表彰台にはレッドブル・ホンダを代表してホンダF1の山本雅史マネージングディレクターが登壇し、ダブル表彰台を祝った。

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