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新技術ルールが導入される2022年のF1は“混沌”とした展開になる可能性も

2021年10月18日(月)19:22 pm

2022年のF1はこれまでとは大きく異なる技術レギュレーションのもとで行われることになるが、シーズン当初は「混沌」としたものになるかもしれない。

そう考えているのは、アルファロメオのチーム代表を務めるフレデリック・バスールだ。

バスールは、2022年から適用される新レギュレーションは「経済的およびスポーツ的な理由」から歓迎すべきものだと認めつつも、最初のうちはかなり混沌とした展開となる可能性が高いと考えている。

それは、F1では大きなレギュレーション変更が行われると最初は大きなパフォーマンスギャップが生じることが多いため、そのルールの効果が現れて拮抗した戦いが展開されるようになるまでには時間がかかるだろうとバスールが考えているためだ。

バスールはフィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語っている。

「新規則は、より厳しいレースと戦いをもたらすだろうね」

「例えば、現在のギャップは数年前に比べてはるかに小さくなっている」

「今年は特にいいシーズンになっている。マックス(フェルスタッペン/レッドブル・ホンダ)とルイス(ハミルトン/メルセデス)のトップ争いは熾烈だし、6位から16位までがコンマ数秒の差であることもしばしばだ」

しかし、2022年シーズン序盤は全く違った展開になるだろうとバスールは言う。

「いつも同じことが起きるんだ」

「このような状況ではチームたちはしばしば異なる方向に進むことになるから、誰かがそこから大きなアドバンテージを得ることができる」

そう語ったフランス出身のバスールは次のように付け加えた。

「ほかのチームはそれに対応しなければならないが、最初はもっと混沌とした状況になるかもしれないよ」

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