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「グラスは4分の3まで満たされた」とフェラーリF1チーム代表

2021年10月11日(月)18:38 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、イスタンブール・パークで先週末に開催された今季のF1第16戦トルコGPの結果から確かな手応えを感じ取ったようだ。

●【2021年F1第16戦トルコGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

フェラーリでは前戦ロシアGPが行われたソチでシャルル・ルクレールのマシンに2022年に向けて開発した新エンジンコンポーネントを投入していたが、先週末のイスタンブールではチームメートのカルロス・サインツのマシンにもその新エンジンを搭載させていた。

トルコGPでは、ルクレールはタイヤ戦略をもっとうまくやっていれば表彰台も確保できていたのではないかと考えられるパフォーマンスを見せて4位フィニッシュ。このレースでグリッド降格ペナルティを受けてグリッド最後列からスタートしたサインツは8位まで順位を上げることに成功している。

「新しいパワーユニット(エンジン)のおかげで、予選だけでなく、オーバーテイクの多いレースでも有効なアドバンテージを得ることができるようになっている」

トルコGP決勝後に、母国イタリアのテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語ったビノットは次のように続けた。

「このレースを終えて、グラスはまだ半分空なのか、それともすでに半分満たされたのか? 我々は現実的であるべきだと私は思う」

「我々は最高のマシンたちに近づけた。たとえ、まだ彼らの方が前にいて難攻不落だとしてもね。しかし、新しいパワーユニットにより、我々は彼らのすぐ後ろにつくことができる。これは重要なことだよ。我々がほかのどのチームよりも前にいるということだし、すべてのレースで表彰台を狙うことができるということだからね」

「だから、私はまだグラスの4分の1はまだ空の状態だと思っている。だが、我々がそのために一歩ずつ取り込んでいることは保証するよ」

そう語ったビノットは次のように付け加えた。

「F1には特効薬はない。だから、忍耐が必要なんだ」

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