ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、今週末に行われる今季のF1第16戦トルコGP(10日決勝)でエンジン交換によるグリッド降格ペナルティを受ける可能性は小さいと示唆した。
今季通算8回目のF1タイトル獲得を目指すハミルトンだが、ライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はすでに前戦ロシアGPで今季通算4基目となるエンジンを投入し、グリッド降格ペナルティを受けている。
そして、伝えられるところによれば、メルセデスもエンジンの信頼性に問題を抱えており、ハミルトンに関してもいずれどこかで4基目のエンジンを投入してグリッド最後尾から決勝をスタートするしかない状況だという。
現時点ではランキングトップに立っているハミルトンだが、2番手のフェルスタッペンとの差はわずかに2ポイントであり、できればエンジン交換によるグリッド降格は避けたいところだ。
7日(木)にトルコGPの舞台となるイスタンブール・パークにおいて、いつエンジンを交換することになりそうかと質問されたハミルトンは次のように答えた。
「まだわからないよ。僕はテレメトリーを見ていないんだ」
「現時点では2基目と3基目のエンジンがまだ使えるし、交換は想定していないよ。だけど、どんなことでも急に変わることはあるけれどね」
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ハミルトンのエンジン交換はさまざまな状況を考慮した上で行うことになるだろうと語っており、ひとつの例として「雨になれば」交換する意味もあるだろうとしている。
そして、現時点でのイスタンブールの天気予報によれば、予選が行われる土曜日と決勝が行われる日曜日には雨が降る可能性があるようだ。