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「ミック・シューマッハとハースをサポートしていく」とフェラーリ創設者の息子

2021年09月30日(木)19:40 pm

フェラーリ創設者であるエンツォ・フェラーリの息子ピエロ・フェラーリが、かつてフェラーリに黄金時代をもたらしたミハエル・シューマッハの息子を強力にサポートしていくと語った。

ミハエルの息子であり、フェラーリの若手育成プログラムである“アカデミー”所属ドライバーでもあるミック・シューマッハはフェラーリの支援を受けて今年ハースで念願のF1デビューを飾った。

だが、今年のハースF1マシンには競争力がなく、ミック・シューマッハもチームメートのニキータ・マゼピンとともに集団後方で走るのが常となっている。

しかし、2016年にF1参戦を開始したアメリカンチームのハースはこれまでもフェラーリとの間に密接な技術提携契約を結んでいたが、最近ではそれがさらに強固なものとなっている。

実際のところ、新たな技術ルールが導入される2022年に向けたハースF1マシンの開発はイタリアにあるフェラーリ本部の敷地内に設けられた専用ビルにおいて行われている。

フェラーリの副会長でもある76歳のピエロ・フェラーリは、ミック・シューマッハをサポートするためにも、これからもハースを支えていくつもりだと次のように語った。

「彼(ミック)は我々がサポートを行っているチームで自分の道を切り開いている」

「彼のチーム(ハース)は2021年には金をかけないという選択を行った。だから彼らはすでに2020年によくなかったマシンを使っている」

「だが、彼らも2022年に向けて金を使っているし、フェラーリの我々もハースの手助けをしている。2年目には、シューマッハが自分の資質を発揮できるだけのマシンを与えたいと思っているよ」

一方、ピエロ・フェラーリは、ミックの父であり、かつて7度F1王座に就いたミハエル・シューマッハと以前と同じように話をすることができないのを淋しく思っていると次のように続けた。

「私の家にシューマッハを客として招いて、一緒に赤ワインを飲んだこともあった。そういう親密で穏やかな瞬間を彼も本当に楽しんでいたよ」

「彼は単純な人物だった。はっきりしていて、几帳面で、ものすごくまっすぐな性格をしていた」

そう語ったピエロ・フェラーリは次のように付け加えた。

「今では我々が彼のことをまるで死んだかのように話しているのは残念なことだ。そうではないのだからね。ミハエルはそこにいる。しかし、彼にはコミュニケーションをとることはできない」

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