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F1初開催に向けて「時間との闘い」に挑むサウジアラビア

2021年09月30日(木)17:47 pm

今年の12月初旬に初開催されることが決定しているF1サウジアラビアGPだが、レース主催者は現在必死にその準備を進めているようだ。

フランスの『AFP通信』によれば、サウジアラビアGPの舞台となるジッダ市街地サーキットの関係者が、12月3日(金)から5日(日)に予定されているグランプリを無事に開催できるかどうか不安に感じていると語ったという。

その匿名の内部関係者によれば、サウジアラビアGPの準備は現在まさに「時間との闘い」となっており、作業員たちは1日24時間のフル稼働態勢で工事を進めているという。

実際のところ、サーキットはまだ建設途上であり、完成後に統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の承認を受けなければF1レースを開催することはできない。

しかし、サウジアラビア自動車連盟の会長を務めるハリド・ビン・スルタン・アル・ファイサル王子は「チケットの需要は非常に大きい」と熱く語り、次のように続けている。

「特にヨーロッパ、そしてアメリカから多くの観客が訪れると期待している」

「F1をここに誘致するプロジェクトには多くの費用がかかるが、通常、その費用はチケットの売り上げに加えて地元のスポンサー費用や広告などのほかの収入によって埋め合わされることになる」

一方、F1は30日(木)に、キャンセルとなったオーストラリアGPの代替開催として、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで今季の第20戦(11月21日決勝)を開催することを正式発表した。

なお、F1はカタールとの間に2023年から10年間に及ぶ開催契約を結んだことも併せて発表している。

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