2022年もアストンマーティンで走ることが確定しているセバスチャン・ベッテルだが、2023年以降どうするかはまだ決めていないとほのめかした。
今年フェラーリからアストンマーティンへ移籍したベッテルだが、2022年もアストンマーティンとの契約を更新したことが発表される前には、もうF1への情熱を失ってしまっており今年限りで引退する可能性もあるのではないかとの噂がささやかれていた。
そしてこのほど、F1全般に満足できていないのではないかと質問されたベッテルは次のように答えた。
「もちろん、長年にわたって面白みが減ってきていることはあるよ。ここにこうして質問に答えることとかね」
もちろん、このベッテルのコメントはジョークだろう。だが、今年は多くの人がベッテルの気持ちに変化が生じてきていると感じているようだ。例えば、ベッテルが今年、社会問題や環境問題に関連する発言や行動を行うことになったことなどだ。
だが、レッドブル時代に2010年から2013年にかけて4年連続F1チャンピオンとなった実績を持つ34歳のベッテルは次のように主張している。
「契約には迷いはなかったよ」
「でも、起きなかったことについて語っても意味はないよ」
「来年に向けたクルマがよくなかったら僕はやめていただろうか? そうかもしれない。だけど、クルマは悪くはならないだろう」
ベッテルは、F1で自分が最も愛し続けているのは、最終的には「ドライビング」だと主張している。
「僕は運転することが大好きだし、勝つことが大好きなんだ」
そう語ったベッテルは、かつてマクラーレンのチーム代表を務めていたマーティン・ウィットマーシュがアストンマーティンに加わったこともすごく前向きなことだと語り、次のように続けた。
「このチームのビジョンとコミットメントは素晴らしいんだ。いずれ成功するだろう。単に時間の問題だよ」
「僕ももう若くはない。時間が答えをくれるだろうね」
「ローレンス・ストロール(アストンマーティン/オーナー)がF1で勝利をつかむのに5年かかるとすれば、僕はそれまでここにはいないかもしれない」
「だけど、F1において多くの正確な予測をすることはできないよ。すぐに勝利できるかもしれないし、遅れるかもしれない」
そう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「未来のことは誰にもわからないよ」