かつてレッドブルでも活躍した元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、角田裕毅(アルファタウリ)のF1キャリアは2022年で終わると考えているようだ。
ホンダのサポートを得てヨーロッパのフォーミュラシリーズで戦っていた角田は昨年のF2選手権で年間ランキング3位となり、2021年にレッドブルのセカンドチームであるアルファタウリでF1デビューを果たした。
角田には大きな期待が寄せられていたものの、実際にシーズンがスタートするとしばしばクラッシュを喫するなど安定感に乏しく、チームメートのピエール・ガスリーに大きな差をつけられてしまっている。
アルファタウリは2022年も21歳の角田を続投させることを発表したが、その後、角田自身が「クラッシュを繰り返し、チームに多額の負担をかけてしまっていた」ため、自分が来年もF1に残れることに「驚いた」と語ったことが報じられていた。
ウィリアムズとマクラーレン在籍時にF1通算13勝をあげた実績を持つイギリス人ドライバーのクルサードは、その角田のコメントが気に入らなかったようだ。
「彼はどの惑星から来たんだい?」
「彼は荷物をまとめて家に帰るべきだと思うよ。なぜなら、それはレーサーの言葉ではないからだ」
現在はF1解説者を務めるクルサードはイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ると次のように付け加えた。
「もし私が彼なら、今すぐ航空券を予約してかなり安く手に入れるだろう。2022年が終われば彼はもうF1にはいないんだからね」