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2022年F1カレンダーにアフリカや韓国が加えられる可能性も

2021年09月18日(土)11:03 am

F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリが、今後当面ドイツでF1が開催されることはないとほのめかす一方で、2022年のF1カレンダーにアフリカや韓国でのレースが加えられる可能性を示唆した。

長期間にわたってニュルブルクリンクもしくはホッケンハイムで開催され続けてきていたF1ドイツGPだが、2009年以降はこの2つのサーキットが隔年でドイツGPを開催するようになっていた。

しかし、ニュルブルクリンクが経営破綻に陥ったことから、本来開催契約を結んでいた2015年と2017年のドイツGPはキャンセルとなり、ホッケンハイムだけが隔年開催を続ける形となっていた。そして2019年もホッケンハイムでレースが開催されたものの、新型コロナウイルスの影響を受けた2020年はニュルブルクリンクがアイフェルGPとして急遽カレンダーに加えられたという経緯がある。

しかし、過去最多となる年間23レースが組み込まれた2021年のF1カレンダーにもドイツGPは組み込まれていない。

「(ドイツの)主催者たちは、もう自分たちがグランプリを開催できるという自信を失っているように感じている」

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』にそう語ったドメニカリは、今年36年ぶりにザントフォールト・サーキットで復活開催されたオランダGPを例にあげながら次のように付け加えた。

「オランダを見てごらんよ。ザントフォールトは今後3年間のチケットはすでに完売しているよ」

実際のところ、F1では今年計画していた23レースの開催はすでに断念しており、現時点では22レースを開催する計画となっている。

しかし、今年の残りのスケジュールに関してはいまだ不透明な状況が続いるものの、近いうちにF1では2022年の暫定F1カレンダーを発表するものと考えられている。

そして、ドメニカリとしては、2022年こそは23レースを実現したいと考えているようだ。

「私としては、レースの3分の1はヨーロッパで、残りはバーレーンを皮切りに世界各地で行われることになると想像している」

そう語った56歳のドメニカリは次のように付け加えた。

「アフリカからリクエストを受けており、南部と北部において交渉を行っているところだ。それに極東でも1、2か所、例えば韓国などと交渉しているよ」

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