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「マゼピンはシューマッハとの差を縮めてきた」と元F1ドライバーのミカ・サロ

2021年09月17日(金)19:33 pm

「ニキータ・マゼピンは同じF1ルーキーでハースのチームメートであるミック・シューマッハに追いついてきている」

そう語ったのは元F1ドライバーであり、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の委託を受けてF1レーススチュワードを務めることもあるミカ・サロだ。

かつてティレル、ザウバー、トヨタなどで活躍したフィンランド出身のサロは、以前は今季ハースからF1デビューを飾ったロシア人ドライバーのマゼピンは「F1にはふさわしくない」と語っていた。

現在も22歳のマゼピンに関してはそれと同じように見ている者が多いのは事実だろう。

だが、1999年にはフェラーリで6戦に出走し、2度表彰台に上った経験を持つ54歳のサロはこのほどロシアの『Championat(カンピオナ)』に次のように語った。

「実際のところ、その通りの言い方をしたわけじゃないよ。私が発言したのはいろんなことが動き始めたばかりのころ、最初のレースが終わったときだったんだ」

「そのときは、彼らのマシンがこれほどひどいとは知らなかったよ。とにかくひどいクルマなんだ」

「ニキータはあれからたくさんのことを学んだし、今では非常にうまくドライブしているよ。最初のレースのときよりもすべてがよくなっている」

しかし、サロもマゼピンとシューマッハがサーキット内外で頻繁に衝突するようになったことがハースにとっては大きな問題だと認めている。

「それはノーマルなことではないよ。でも、クルマがうまく機能しないときに唯一戦うことができるのは自分のチームメートなんだ」

「彼らはほかの誰よりもほぼ3秒遅いんだ。だから、彼らがコース上でいつものように争うことになるのは非常に論理的なことだよ」

そう語ったサロは次のように付け加えた。

「今ではニキータもほぼミックのスピードに追いついてきている。だから、彼らは常にコース上でお互いの姿を見ることになるんだ」

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