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【アストンマーティン】ベッテルと続けたいという「固い意志」があるとチームオーナー

2021年09月15日(水)17:34 pm

アストンマーティンのチームオーナーであるローレンス・ストロールが、2022年もセバスチャン・ベッテルを起用することがチームの「確固たる意思」だと語った。

最近、ベッテルに関する奇妙な噂がにわかに広まってきている。

昨年までフェラーリに所属していたベッテルは当初アストンマーティンとは複数年契約を結んでいると伝えられていた。だが、実際のところチームはまだ2022年に向けてベッテルと交渉をしているところだと認めており、ベッテルが今年限りでF1を引退することを考えているのではないかとの噂もささやかれていた。

また、現在アストンマーティンとベッテルの関係が悪化しているようだとの噂もあり、それゆえアストンマーティンはベッテルの後任候補としてフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)やダニエル・リカルド(マクラーレン)に現在の契約内容に関して問い合わせをしたようだとの噂もあった。

そして、ここへきてまたさらに新しい噂がささやかれるようになっている。

それらのうちのひとつは、ポーランドの『WP SportoweFakty(スポルトヴェファクティ)』が伝えたもので、現在アルファロメオのリザーブドライバーを務めているロバート・クビサがアストンマーティンのベッテルの後任の座を狙っているようだというものだ。

新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したキミ・ライコネンの代役として今季の第13戦オランダGPと続く第14戦イタリアGPに出走した36歳のクビサだが、現在アルファロメオのタイトルスポンサーを務めているオルレン社との間に太いパイプがあることから、クビサがオルレンのスポンサーマネーと共にアストンマーティンに移籍する可能性もあると考えられているようだ。

「我々の情報によれば、クビサとオルレンのパートナーシップはまだ強固だ」と『WP SportoweFakty(スポルトヴェファクティ)』は付け加えている。

クビサ本人はこうした噂について質問されると次のように答えている。

「まだ何も言えないんだ」

「僕はこれまで自分の契約状況について話したことはない。だけど、すぐにわかると思うよ」

こうした中、アストンマーティンのオーナーであり、カナダ出身の大富豪として知られるストロールがこうした噂すべてを否定した。

62歳のストロールはスペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。

「我々はセバスチャンに満足しており、来年、そしてそれ以降もセバスチャンと一緒に仕事をしたいという強い意志を抱いている」

最近、アストンマーティンのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーも次戦ロシアGP(26日決勝)までには2022年のドライバーラインアップを正式発表できるだろうと示唆していたが、ストロールも「近いうちに」ベッテルのニュースを発表できると思うと付け加えている。

一部には、最近ベッテルが人権問題や環境保護問題に関する発言を行っていることをアストンマーティンが快く思っていないのではないかとの推測もあるが、ストロールはこれを否定し、「彼にF1で走り続けてほしいという我々の強い願いには何の影響もない」と主張している。

ストロールはさらに、現在のF1トップチームとの比較においても、アストンマーティンの方がベッテルには有利だと次のように語っている。

「バジェットキャップ(チーム予算上限)があるため、規模を縮小しなければならないビッグチームよりも我々の方が有利な立場にあると思っているよ」

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