F1第14戦イタリアGP(モンツァ)決勝レースは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)が3年ぶりの勝利を挙げた。1−2フィニッシュを飾ったマクラーレンにとっては2012年最終戦ブラジルGP以来の勝利となり、名門復活の狼煙を上げた。
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■コンストラクター争いでメルセデスが引き離す
チャンピオン争いをしているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)はターン1~2のシケインで接触し、2台が絡み合うようにリタイアしたため、両者ともにノーポイント。この結果、ドライバーチャンピオン争いについては変動なしで、フェルスタッペンが5ポイントリードしたままランキングリーダーの座を守った。
一方、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が3位入賞、そしてセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が5位入賞をしたことで、コンストラクターポイントに変動があった。
イタリアGPスプリント予選終了後は、首位のメルセデスが347.5ポイントに対して、ランキング2位のレッドブル・レーシング・ホンダは334.5ポイントで、その差は13ポイントだった。
しかしF1イタリアGP決勝レース後は、首位のメルセデスが362.5ポイントに対して、ランキング2位のレッドブル・レーシング・ホンダは344.5ポイントで、その差は18ポイントに拡がった。
■移籍が決まったボッタス、本領発揮?
移籍が決まったばかりのボッタスだが、最後尾スタートからの追い上げは素晴らしく、まるで今まで力を抑え込んでいたかのように本領を発揮しているようだ。
一方、ペレスはシャルル・ルクレール(フェラーリ)をショートカットしてパスした際に順位を戻さなかったことで手痛い5秒タイムペナルティを科せられ、それが結果的に順位に影響してしまった。
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