【レッドブル・ホンダ】フェルスタッペン「どちらにもアドバンテージはないからミスは許されない」／F1イタリアGP
F1第14戦イタリアGP（モンツァ）を前に、チャンピオンシップ・リーダーのマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）が次のように語った。
■お祝いより休息が大切
「ザントフォールトではこれ以上望めないくらいの結果が出せたが、すでにモンツァへと目を向けているよ。すぐにイタリアGPはやって来るし、チャンピオンシップ争いは非常に僅差なので、お祝いは少し待って、レースウイーク間の休息が大切だ」
■ホームではプレッシャーより楽しさが勝った
「ホームグランプリでは普段以上のプレッシャーがかかると思われがちだけど、僕にとっては楽しいという想いの方が勝っていた。特に意気込んでマシンに乗り込んだわけではなく、F1は常に結果を出さなければならない場所なので、いつもと違いはないよ。ホームレースかどうかにかかわらず、僕にとっては普段と同じプレッシャーだった」
「もちろん、多くの人が期待を寄せてくれる中で結果を出せるのはいいことだし、特に王族の方々の前で勝利を挙げられれば尚更だけど、チーム全体が素晴らしいパフォーマンスを発揮した結果だ。戦略面で非常に冴えていたが、ほかのレースウイークもザントフォールトのようにいくわけではないはずだ。まだ多くのレースが残っているので、チーム一丸となって取り組み、プッシュし続けなければならない」
■トップスピードについてはメルセデスに分があるかも
「モンツァは、ここ数年僕らにとってはベストなサーキットとはなっておらず、メルセデスとの相性がいいのではないかと予想しているけど、今年は僕らの競争力も増しているので、どうなるかは分からない。これまでやってきたように、チーム全体で取り組み、細部にわたるまできっちりとまとめ上げることができれば僕らは戦えるはずだけど、トップスピードについてはメルセデスに分があるかもしれないね」
■モンツァは簡単ではない
「コースは簡単そうに見えるけど、低ダウンフォースのセットアップでブレーキングゾーンも長く、マシンは大きく動くので簡単ではないんだ。コースはバンピーで舗装も古いけど、レースやF1に情熱を燃やすファンが来てくれる。もちろんその多くはフェラーリファンだけど、彼らはF1を愛しているので、そうしたイタリアファンのエネルギーを見られるのは素晴らしいことだ」
■僕らとメルセデスのどちらかに大きなアドバンテージはないからミスは許されない
「チャンピオンシップ争いにおいては、僕らとメルセデスでどちらかに大きなアドバンテージがあるとは思わない。ザントフォールトでの予選やレースでの僅差の戦いを見れば分かるように、ルイス(ハミルトン)はレース中ずっとプレッシャーをかけてくるし、僕らはコース上や、ピット作業、戦略などすべての面でわずかなミスも許されず、それができたのが前回のレースだ。レースウイークに入るときからチームみんなでハードワークをして、セットアップを詰めて細部まできっちりと調整しなければならない。そこが差につながると思う」
