バルテリ・ボッタス(メルセデス)が、アルファロメオと結んだ契約は2022年から3年に及ぶものであることを明らかにした。
スイスに拠点を構えるアルファロメオは、公式にはボッタスと複数年契約を結んだとしか発表しておらず、契約期間について質問されたチーム代表のフレデリック・バスールはドイツのテレビ局『RTL』に次のように答えるのみだった。
「これに関してはこれ以上コメントするつもりはないよ」
ところが、31歳のボッタスは母国フィンランドのテレビ局『MTV』に次のように語った。
「リラックスした気分だよ」
「すべてがクリアになったし、今から3年半先にかけてどうなるかも分かっているんだ。肩の荷が下りたし、自分の仕事に集中できるよ」
実際のところ、完全に3年間に及ぶ契約をボッタスが手にしたのか、あるいは何らかのオプションが設けられた契約になっているのかは明確にはなっていない。しかし、ボッタスは次のように続けた。
「それはいくつかのことによるんだ。だけど、僕は少なくとも3年はそこ(アルファロメオ)にいるよ」
「それが僕にとっては本当に重要なことだったんだ。ここ(メルセデス)での僕のキャリアは1年ごとだった。だから本当に長期間に及ぶプロジェクトを手にすることができてうれしいよ」
「少なくとも数年間はドライバーとしての仕事にストレスを感じる必要はないからね」
ボッタスはF3とGP3ではバスールが運営していたチームで走っていたことがある。だからすでにアルファロメオにはなじみのあるメンバーも何人かいるし、「アルファとその将来に大きな可能性」があると考えているようだ。
ボッタスはさらに、バスールが彼を今後チームにおけるリードドライバーとして位置づけていくことになると語ったことも非常にうれしく思っているようだ。
「これから、僕は本当に違いをもたらすことができるよ。チームからは僕がプロジェクトリーダーのような立場になると言われているんだ」
「もちろん、自分が何かを発言して実際にそうなったときにより多くの責任を持つことができれば、それは自分のモチベーションを高めることになるよ」
ボッタスはさらに、もしメルセデスからまた2022年だけの1年契約がオファーされていたら、それを断っていただろうとしている。
「ああ、もしメルセデスが複数年契約をオファーしてくれていたら、間違いなくそれが1番の選択肢だっただろうね。だけど1年であれば、僕は去っただろう」
また、ボッタスは2016年まで所属していたウィリアムズに復帰するよりもアルファロメオの方が自分にとっては好ましい選択肢だったと主張している。
「そのことに関して言わなくてはならないのは、僕はもちろんあらゆる点で僕にとって最善の契約を選択しようとしているということさ」
そう語ったボッタスは次のように付け加えた。
「僕が関わった話し合いの中では、アルファが最も説得力のある選択肢だったんだ。ウィリアムズはうまく前進することができているし、彼らがそれを続けられるよう願っているよ」