1985年以来36年ぶりに開幕したF1第13戦オランダGP(ザントフォールト)の初日を終え、ホンダF1が次のように振り返った。
●【2021年F1第13戦オランダGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
■ホンダF1:初日レポート
1985年以来36年ぶりにザントフォールト・サーキットで開幕したオランダGPの初日、赤旗中断の影響で走行時間が限られたものの、Hondaパワーユニット勢は好調な走りを見せて周回を重ねました。同国出身のマックス・フェルスタッペンの応援団が多く詰めかけ、サーキットはオレンジ一色に。熱狂的な声援の中でのセッションとなりました。
■フリー走行1回目
FP1は、開始約20分に差し掛かるところで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)のマシンがパワーユニットのトラブルでコース上にストップ。セッションは赤旗中断となりましたが、マシン撤去の際にFIAのネットワークトラブルも重なって中断が長引き、残り6分での再開となりました。
走行再開後にアタックラップを走れたフェルスタッペンは、このセッションで2番手タイムをマーク。ピエール・ガスリーが10番手に入り、コース上の混雑によってクリーンラップが取れなかったセルジオ・ペレスは16番手となりました。角田裕毅は3周を走行したものの、PUにマイナートラブルの修復に時間を要し、タイムを記録せずにこのセッションを終えました。
■フリー走行2回目
FP2も、序盤でルイス・ハミルトン(メルセデス)がコース上にマシンを止めて赤旗中断となります。さらに、再開後もターン11でニキータ・マゼピン(ハース)がスピンしてグラベル上にストップ。このマシン回収のために再び中断となります。
フェルスタッペンは新品ソフトタイヤでアタックラップに入っており、全体ベストのペースで走行していたものの、この赤旗によってアタックを中断。再開後は新品タイヤでのアタックができず、5番手となりました。
しかし、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに連続走行でのペースはよく、ガスリーが7番手、ペレスは12番手につけました。角田はFP1で失った走行時間を取り戻すべく精力的に周回を重ね、30周を走行してペレスから0.15秒差の13番手となりました。