F1第12戦ベルギーGP(スパ-フランコルシャン)決勝レースを終えて、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
ホンダF1最高順位:優勝
「今日のベルギーGPの決勝は朝から降り続く雨が上がらず、雨雲の様子や路面コンディションを見ながらレーススタートまでに3時間以上の延期となりました。セーフティカーの先導でレースは開始されましたが、路面状況が悪いこと、また前車の上げる水しぶきで視界が非常に悪いことなどから、3周を終えたところで赤旗中断となり、そのままレースが終了となりました」
「ポールポジションを獲得していたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が6位となり、両チームともにポイントを獲得できたことは嬉しく思っています」
「残念なことに、ペレス選手はレコンノサンスラップでコントロールを失い、バリアにクラッシュしてマシンにダメージを負いました。赤旗中断の間にメカニックが懸命の修復を行い、レース開始には準備が間に合ったものの、セーフティカー先導であったためポジション回復には至りませんでした」
「寒い気温と雨の中で待ち続けたファンのことを思うと、もっといいコンディションの中でレースをしたかったという想いもあります」
「来週はフェルスタッペン選手の母国、オランダでのレースになります。初の開催となるザントフォールト・サーキットでの戦いとなりますので、十分な事前準備を進めて臨みます」