F1第12戦ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)予選Q3が開始されて3分が過ぎようというところで、ランド・ノリス(マクラーレン)がオールージュで大クラッシュを演じ、セッションは赤旗中断となっている。
●【2021年F1第12戦ベルギーGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
Q2が終わってから雨脚が強くなっていき、コースインするマシンはフルウェットタイヤを履いて出ていった。
そして走行していたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が「走れないから赤旗にすべきだ」と訴えた。ノリスも「アクアプレーニングが起きている」と報告しながらも、そのまま走行を続けた。
そしてノリスはオールージュに飛び込んでいったが、坂を上り始めた右ターンをすぎてバランスを崩し、カウンターを当てたものの揺り戻しが発生してそのまま左ウォールにクラッシュ。マシンは何度もスピンしながらオールージュの頂上の右ランオフエリアで止まった。
RED FLAG: Lando Norris is into the barriers - and Q3 is halted
Lando tells McLaren over the radio that his ok #BelgianGP #F1 pic.twitter.com/u1mbNytWiF
— Formula 1 (@F1) August 28, 2021
ノリスはクラッシュ直後、無線で「大丈夫か?」と問われると、「イエス、みんなごめん」と返答している。
ノリスの後ろを走っていたベッテルは赤旗とクラッシュを聞いて、「だから赤旗だって言ったじゃないか!」と怒りを露わにした。心配したベッテルは、ノリスのマシンの前でクルマを止めてサムアップして意識確認をすると、ノリスもサムアップで反応。それを見たベッテルは「彼は大丈夫だ」と伝えてその場を去った。
After seeing Lando's damaged car, Seb pulls up to check on him #BelgianGP #F1 pic.twitter.com/FKwVnPRsje
— Formula 1 (@F1) August 28, 2021
Seb: You, ok buddy? #BelgianGP #F1 @LandoNorris pic.twitter.com/9yOp0cx3aD
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その後、コース上ではノリスのマシンから流れ出たオイルに木くずが撒かれ、清掃作業が行われている。この後、セーフティーカーが走行を行い、コース上の安全性が確認できたら予選再開になる予定だ。
時計は残り8:59で止まっている。