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【ウィリアムズ】ニコラス・ラティフィの来季残留は確実だとチームCEOが示唆

2021年08月23日(月)18:37 pm

ウィリアムズのチームCEOであるヨースト・カピートが、2022年もニコラス・ラティフィがチームに留まるのは間違いないと示唆した。

2020年にウィリアムズからF1デビューを飾ったカナダ人ドライバーのラティフィだが、ここまでチームメートのジョージ・ラッセルに予選で一度も勝ったことがない。

実際のところ、今季ここまでに行われたグランプリの予選ではラッセルがQ2進出を逃したのはわずか1レースだけで、それに加えて2度Q3に進出する速さを見せているのに対し、ラティフィは1度もQ1を突破したことがなく、両者のパフォーマンスに大きな差があるのは確かだ。

だが、大富豪として知られる父親を持つラティフィはウィリアムズに多額の資金を持ち込んでいると考えられており、2022年もウィリアムズで3年目のF1シーズンを迎えることになるのは確実だと考えられている。

今年2月からウィリアムズの最高経営責任者を務めているカピートはラティフィについて母国ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「我々は彼には非常に満足している。彼は今年大きく成長したよ」

「彼はジョージよりもポイントを稼いでいるしね」

実際のところ、波乱の展開となった今季の第11戦ハンガリーGPでウィリアムズが今季初ポイントを獲得しているが、ラティフィが7位でフィニッシュしたのに対しラッセルは8位で、現時点ではラティフィが6ポイント、ラッセルが4ポイントとなっている。

ともあれ、こうしたカピートのコメントからもラティフィが2022年もウィリアムズで走るのは確実だと考えていいだろう。

一方、メルセデスの契約下にある23歳のイギリス人ドライバーであるラッセルに関しては、2022年はメルセデスに昇格する可能性があると噂されており、来季もウィリアムズで走ることになるのかどうかは不透明な状況だ。

カピートは、メルセデスがラッセルを起用するつもりなのかどうかを早くはっきりさせて欲しいと思っているようだ。

「ラッセルが本当にメルセデスに行くことになるのかどうかはっきりしていないんだ」

そう語ったカピートはラッセルの去就がはっきりしないうちにはまだ本腰を入れて後継候補ドライバーと交渉することができないという悩みを抱えているのだと示唆している。

もしラッセルがメルセデスに昇格することになればウィリアムズのシートにひとつ空きができるわけだが、噂ではすでに数名のドライバーの名前がその候補としてあげられている。

ウィリアムズにとって有力な候補ドライバーの1人は、2019年までルノーに所属し、昨年はレーシングポイント(現アストンマーティン)で新型コロナウイルスに感染したドライバーの代役として出走し、めざましい活躍を見せたニコ・ヒュルケンベルグだと考えられている。

ラッセルの後任候補について質問されたカピートは次のように答えている。

「契約を持っておらず、契約が欲しいと思っている者たち全員と話をしたと私は言ったが、そのとき具体的な名前を言う必要など私にはなかったよ」

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