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ボッタスがレッドブルに移籍する可能性も?

2021年08月20日(金)18:05 pm

来週末には2021年のF1シーズン後半戦がスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGP(29日決勝)でスタートすることになるが、ここへきてバルテリ・ボッタス(メルセデス)が2022年にレッドブルに移籍する可能性がありそうだという新たな噂がささやかれ始めている。

レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコは、最近のインタビューにおいて、基本的には現在のドライバー体制を2022年も維持する考えであることを示唆していた。

だが、同時に、現在マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のチームメートを務めているセルジオ・ペレスのパフォーマンスには必ずしも満足できているわけではないことを認め、ほかの候補者の検討も行っていると『Motorsport-Magazine.com』に次のように語っていた。

「評価中の候補者は何人かいるが、名前をあげるのは避けておきたい」

そして、最近、マルコが言及した“ほかの候補者”の中に、メルセデスのボッタスがいるのではないかとの噂がささやかれるようになっている。

メルセデスでは2022年に現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトンのチームメートを務めるドライバーとしてボッタスを続投させるか、あるいは自分たちの育成ドライバーであるジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を起用するかを検討することを明らかにしており、場合によっては2017年からメルセデスに在籍していたボッタスがそのシートを失う可能性もある状況だ。

しかし、仮にボッタスがメルセデスのシートを失うことになった場合にはラッセルと入れ替わりにメルセデスエンジンを搭載する古巣ウィリアムズに復帰する可能性が高いと考えられている。

こうした中、今年まで5年にわたってハミルトンの事実上のセカンドドライバーを務めてきたボッタスであれば、仮にレッドブルへ移籍しても問題なくフェルスタッペンのセカンドドライバーとしての役割を担うことができるのではないかと考えられているようだ。

噂ではボッタスのマネジャーがアルファロメオなどとも交渉しているようだと言われており、水面下でレッドブルと交渉している可能性を否定はできないだろう。

だが、ロシアの『Match TV(マッチTV)』でF1解説者を務めているアレクセイ・ポボフは、その噂を真に受けるわけにはいかないと次のように語っている。

「もし、その選択肢が突然現れ、レッドブルがボッタスと契約するようなことがあれば、私は非常に驚くだろうね」

「その可能性は5パーセントだと言っておこう」

「マルコがメルセデスにさらにプレッシャーをかけようとしているだけかもしれないよ。もう一つの可能性は、ジャーナリストが休みの間に何か記事を書く必要があったということかな」

こうした中、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』は、メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)は、2022年もボッタスを残留させるかどうかの結論をもっと先延ばしにする可能性もあると報じている。

「彼らにとっては複雑な状況なのだ。なぜなら、ヴォルフ、ダイムラー(メルセデスの親会社)の取締役会、そしてもちろんハミルトンの3者がこの問題に関わっているからだ」

『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』のフルヴィオ・ソルムス記者はそう指摘し、次のように付け加えている。

「ヴォルフは技術革新の年(新たなF1技術レギュレーションが導入される2022年)にハミルトンの周囲のバランスを崩したくないだろう。だから、彼はボッタスが調子を取り戻すのを待っているのかもしれない」

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