ウィリアムズのチームCEOを務めるヨースト・カピートが、もしメルセデスが2022年にジョージ・ラッセルを起用することになれば、ウィリアムズとしてもそれを全面的にサポートしたいと語った。
メルセデスの契約下にある23歳のラッセルだが、ウィリアムズとの契約は今年いっぱいで満期を迎えることになっている。
そして、噂によれば、2022年にはラッセルがバルテリ・ボッタスの後任としてルイス・ハミルトンの新たなチームメートになる可能性も高いと考えられている。
今年からウィリアムズを率いているカピートは、チームとしては今後もラッセルをキープしたいと思っているのは間違いないと認めつつ、次のように続けた。
「しかし、もし彼にメルセデスからのオファーがあれば、我々は彼を全面的にサポートするよ。もしそうでなくても、彼は我々の全面的なサポートを受けることになる」
「だからこそ、どのような結果になろうとも、決定が下されるまで待つことができるんだ。我々としてはそれで問題はないよ」
実際のところ、仮に今年いっぱいでラッセルが抜けることになったとしても、ボッタス、あるいはニコ・ヒュルケンベルグやダニール・クビアトなどがラッセルの後任候補だと噂されており、カピートとしても2022年のドライバー確保に関してはあまり大きな心配はしていないようだ。
「現時点では、来年のシートあるいは選択肢を持っていないすべてのドライバーが我々と話をしていると思う」
「今や、ここはF1において誰もが望んでいる場所だよ」
そう認めたカピートはラッセルに関して次のように続けた。
「私はジョージがいい場所(メルセデス)を得られればいいと思っている。なぜなら、今の彼はトップチームで走り、タイトルを争うことができる立場にいるからだよ」
「若いドライバーがこういうチャンスを得られるのであれば、私は決してひきとめるつもりはないよ。だから、彼がこのチャンスを得られることを私は望んでいる」
「しかし、もちろん、我々のチームとしてはぜひとも彼をキープしたいと思っているよ」