今年もF1日本GP(10月10日決勝)の開催が危ぶまれる状況となっているが、こうした中、第14戦として9月12日に決勝が行われるイタリアGPではかなりの人数の観客の前でレースができることになりそうだ。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』や『Autosprint(オートスプリント)』を含む複数のイタリアのメディアが報じたところによれば、イタリア政府はイタリアGPの舞台となるモンツァ・サーキットに収容可能数の50パーセントに相当する観客を入れることを許可したという。
昨年は無観客レースとして行われたイタリアGPだが、どうやら今年はティフォシと呼ばれる熱狂的フェラーリファンがサーキットで歓声をあげることになりそうだ。
『Autosprint(オートスプリント)』は次のように報じている。
「2019年のような満員御礼のモンツァにはならないが、12か月前の砂漠のような状態にもならないだろう」
しかし、もちろんこれには一定の条件がある。
『Autosprint(オートスプリント)』によれば、「入場できるのはヨーロッパのグリーンパスを持つ者だけ」になるという。つまり、ワクチン接種済み、もしくは最近受けたPCR検査で陰性だったことなどを証明する書類(グリーン・パス)が必要になるわけだ。
「このパスにより、モンツァは3日間のイベントに観客を迎えることが許されることになる」
「それは、ワクチンを接種した者、covid-19から快復した者、検査結果が陰性の者たちだ」
そう報じた『Autosprint(オートスプリント)』は次のように付け加えている。
「(現地観戦可能な)ファンは、イタリア人もしくは内務省が許可した国から訪れる者たちになる」