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ジョージ・ラッセル「僕がレッドブルに移籍することは不可能」

2021年07月28日(水)19:38 pm

ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が、2022年にレッドブルに移籍する可能性を否定した。

メルセデスの契約下にあり、現在はメルセデスエンジンを搭載するウィリアムズで走っているイギリス人ドライバーのラッセルだが、少し前までは2022年はバルテリ・ボッタスにかわってルイス・ハミルトンのチームメートを務めることが確定的となったと報じられていた。

しかし、最近の報道によれば、2023年までメルセデスとの契約を延長したハミルトンがチーム代表のトト・ヴォルフを説得し、2022年もボッタスを続投させることに合意させたようだと考えられている。

ヴォルフは『motorsport-total.com』に次のように語っている。

「ルイスと様々なシナリオについて議論しているのは間違いないよ。それらのひとつは、もうひとりのドライバーを誰にするかということだ」

「だが、ルイスがその決定に影響を与えようとしたことはないよ。彼はバルテリといい関係を築いているが、こちらがいい、あちらがいいなどと言ったことは一度もないよ」

仮に2022年もボッタスがメルセデスに残留することになれば、非常に高い評価を受けている23歳のラッセルはウィリアムズで4年目のF1シーズンを迎えることになる可能性が高い。

しかし、こうした中、レッドブル首脳のヘルムート・マルコが、もしも将来有望なラッセルを2022年も下位チームのウィリアムズで走らせるつもりなら、自分たちがラッセルを引き抜きに動く可能性もあると示唆している。

だが、このほどラッセル本人が、自分がレッドブルに行くことは絶対にないとドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「来年僕がレッドブルのために走ることなど不可能だよ」

「前にも言ったように、僕はメルセデスのドライバーなんだ。だから、F1の現場から好意的な意見をもらったり、ほかのチームが興味を持っていると聞いたりするのは嬉しいことではあるけど、僕が忠誠を尽くすのはメルセデスだけさ」

「僕は来年もメルセデスエンジンを搭載するクルマで走ることになる。それは確かだよ。メルセデスが僕のクルマだし、僕のブランドなんだ。どんな色のクルマになるのか、それはまだ分からないけれどね」

ラッセルは、ヴォルフから最終的な結論を聞かされることになるのは夏休み明けになるだろうと次のように続けた。

「可能性として最も早いのはスパ(第12戦ベルギーGP/8月29日決勝)だろうね。でも、それより前になることがないのは確かだよ。こういうことには時間がかかるものなんだ」

「僕たちは適切なタイミングで決断しなければならないけれど、それはまだ来ていないよ」

しかし、ラッセルが現在のように下位チームで戦うのではなく、勝利を狙えるチームで戦いたいと考えているのは間違いない。

「最速のマシンに乗り、次のステップに進む準備は100パーセント整っているよ。レースを重ねるごとに準備が整ってきたと感じているし、今では『準備ができた』と言えるよ」

「前にいて攻撃するときのワクワク感やプレッシャーが恋しいよ。それが僕の生きがいだからね。僕には最高のドライバーと戦う覚悟ができているよ」

そう語ったラッセルは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)やランド・ノリス(マクラーレン)の名前をあげながら「僕はジュニア時代にはずっとマックスやランドたちとレースをしてきたんだ」と続けると、微笑みを浮かべながら次のように付け加えた。

「唯一新たなライバルはルイス・ハミルトンだろうね」

ラッセルはさらに、もし2022年に7度のタイトル獲得記録を持つハミルトンのチームメートとして戦うことになれば「これ以上最高のことはない」と語り、次のように続けた。

「最高のドライバーになりたければ、最高のドライバーに勝たなくてはならない。それが唯一の方法だよ」

「僕は最高のドライバーと戦いたいし、それはルイスさ」

「すべてのドライバーは、彼の経験や彼がほかの人たちに示す敬意から多くを学ぶことができる。彼は偉大な人物だし、素晴らしいドライバーだよ」

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