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フェルスタッペン自身がFIA聴聞会に証人として出席か

2021年07月28日(水)18:00 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は29日(木)、シルバーストンで行われた今季のF1第10戦イギリスGP決勝で起きたルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のクラッシュに関する聴聞を行うことになったと伝えられている。

イギリスGPのF1競技委員は、そのクラッシュに関してはハミルトンに責任があったとして10秒のタイムペナルティを科していた。しかし、結局そのペナルティを消化したハミルトンがレースで優勝を飾ったことから、レース前には33ポイント差に開いていたフェルスタッペンとハミルトンの差が一気に8ポイントに縮まってしまった。

レッドブルではF1競技委員がルイス・ハミルトンに科したペナルティは不当に軽いものだったとしてFIAに対して異議申し立てを行ったものだ。

通常、レース競技委員の裁定に対して異議申し立てを行うためには、裁定を覆す可能性を持つ「新たな証拠」を提出する必要がある。そして、レッドブルが用意した「新証拠」は、フェルスタッペンの個人的な証言ではないかと推測されているようだ。

伝えられるところによれば、レッドブルのチームマネジャーと「競技者が要求する証人」が、現地時間29日(木)の午後4時にハンガリーで行われるビデオリンクを介しての聴聞会に出席することが求められているという。つまり、その証人がフェルスタッペンだということのようだ。

「僕はシルバーストンで何が起きたのか知っているよ。自分がクルマに乗っていたわけだからね。そしてもちろん、僕のレースの終わり方に関しては感じるところがあるよ」

フェルスタッペンは27日(火)にそう語り、次のように付け加えた。

「クラッシュ後の公式な活動や調査が必要なことに関してはチームが対応してくれるけれど、僕の仕事はいつもと同じさ。ベストを尽くして日曜日に勝利を狙うことだよ」

シルバーストン・サーキットのコプスと呼ばれる高速コーナーで起きたクラッシュにより右リアサスペンションが破壊されてしまったフェルスタッペンは高速でタイヤバリアに激突。このときフェルスタッペンの身体は51Gもの衝撃を受けていたことが明らかとなっている。

その後、検査のために1日入院したフェルスタッペンだったが幸い大きな怪我はなく、もちろん今週末にハンガロリンクで行われる第11戦ハンガリーGP(8月1日決勝)にも出走することになっている。

23歳のフェルスタッペンは、週末に自宅のシミュレーターで24時間レースを行って自分の反応を確認したが「まったく問題はなかった」とし、次のように語った。

「もちろん、少しばかり打ち身はあるけれど、あんな大きな衝撃を受けた後では普通のことだよ。でも、僕はトレーニングしているし、気分もいいよ」

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