技術レギュレーションが大きく変わる2022年のF1だが、プレシーズンテストは2回に分けてバルセロナとバーレーンで開催されることになるようだ。
今年のF1プレシーズンテストはバーレーンでわずか3日のみの開催となっていた。これは新型コロナウイルスの影響でチームが財政的に大きな負担を抱えていたことや、本来今年導入されるはずだった新技術レギュレーションの導入が1年先送りされ、基本的には2020年型マシンをそのまま流用することになったことによるものだった。
だが、このほどドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、2022年のプレシーズンテストは2月下旬にまずバルセロナで行われ、その後2週間の間隔を開けてバーレーンで2回目のテストが行われることになるという。そして、F1チームはそのままバーレーンに留まり、そこで2022年の開幕戦を迎えることになるようだ。
さらに、今年12月に初のF1開催が予定されているサウジアラビアが、2022年にはバーレーンに続いて第2戦の開催地となる可能性があるという。
2022年のプレシーズンテストの日数についてはまだ具体的な情報はないが、2019年には4日間のテストが2回の合計8日間で、2020年には3日間のテストが2回の合計6日間で行われており、2022年もこれに近い日数が設けられることになりそうだ。
また、現時点ではもちろん2022年のF1カレンダーは明らかとなっていないが、伝えられるところによればレッドブルリンクで開催されるオーストリアGPに関しては7月10日に開催される前提で、すでにチケット販売が開始されているという。
一方、今年はF1史上最多となる年間23レースが予定されているが、現時点ではその実現は不透明な状況にある。だが、噂によれば、F1は2022年には年間25戦を開催する方向で調整を進めているようだとも言われている。
しかし、F1最高責任者であるステファノ・ドメニカリはアメリカの『GQ』誌に次のように語った。
「コンコルド協定では、さらに多くのレースを開催することが可能となっているが、私は23が安定した数だと思っている」
「私としては、ヨーロッパでのグランプリは減少し、アメリカ、そして中東とアジアでは増加することになると見ているよ」