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【F1日本GP】開催最終判断期限は8月上旬との報道

2021年07月23日(金)18:05 pm

伝えられるところによれば、F1日本GPを開催するか中止するかの最終決定期限は8月10日だという。

今年はF1史上最多となる年間23戦の開催が計画されているが、すでにカレンダーにはいくつかの修正が施されてきたほか、現時点では11月下旬に第21戦として割り振られていたメルボルンでのオーストラリアGPも正式にキャンセルとなっている。

さらに、伝えられるところによれば、第13戦として9月5日に決勝が予定されているオランダGPも新たな不安を抱える状態となっているようだ。

オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』は、現在オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットでは「仮設のホスピタリティエリアや観客席の建設と準備が急ピッチで進められている」としながらも、次のように付け加えている。

「しかしながら、コロナウイルスの感染率が高いこと、そして現在8月14日までは数日に及ぶイベントが中止されていることなどから、いまだ不透明な状況だ」

不透明なのは第17戦に位置づけられている日本GP(10月10日決勝)も同じだ。23日(金)にオリンピックの開幕を迎えた日本だが、首都圏エリアでは原則として無観客での開催となっているものの、選手の中にも新たに感染者が発生するなどの状況を抱えるなど、不安の中でのスタートとなっている。

すでに9月に富士スピードウェイで予定されていたWEC(世界耐久選手権)や10月にツインリンクもてぎで予定されていたMotoGPのレースは中止が決定しており、鈴鹿サーキットでのF1が無事に開催できるかどうかは非常に微妙なところだ。

こうした中、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は日本GPについて次のように報じている。

「我々が得た情報によれば、鈴鹿については8月10日(火)までに決定しなければならないことになっている」

仮に日本GPがキャンセルとなった場合には、アメリカGPの舞台となるCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で2レースが行われることになる可能性が高いと考えられているようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はさらに、現在1日あたり5万人が新型コロナウイルスに感染し、1500人が死亡していると伝えられているブラジルでのグランプリ(第20戦/11月7日決勝)の開催も非常に厳しいとしつつ、次のように付け加えている。

「しかし、サンパウロは絶対にグランプリを開催したいと望んでいる。契約上の理由から、F1がこのレースをカレンダーから外すことは困難なのだ」。

ともあれ、F1では今後キャンセルせざるを得ないレースが発生したときに備えて代替開催地との交渉を進めているのは間違いないだろう。そして、代替レース開催の可能性が高いのは中東エリアだと考えられている。

「それは論理的に理解できる」とした『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は次のように付け加えている。

「輸送面だけでなく、コロナに関しては地域的にキャンセルのリスクが低いからだ」

仮に、中東地区で代替レースが開催されることになれば、ひとつの選択肢は今年の開幕戦を務めたバーレーンで再びレースを行うことだと考えられている。

だが、最新の情報によれば、カタールでF1グランプリを開催するという案も検討されているようだ。

伝えられるところによれば、今年F1を初開催するサウジアラビア(12月5日決勝)の隣国であるカタールはこれまで長年にわたってF1を誘致しようと取り組んできていたという。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は次のように報じている。

「ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットでのレース開催に向けて、交渉の場ではすでに大金がオファーされていると聞いている」

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