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【アルファタウリ・ホンダ】角田裕毅「自分自身に集中して臨みます」/F1イギリスGP

2021年07月16日(金)21:47 pm

F1第10戦イギリスGP(シルバーストーン)を前に、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が次のようにコメントした。

●【F1第10戦イギリスGP】タイムスケジュール

■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

フランスからオーストリアにかけての3連戦では、いい点も悪い点もありました。

悪かった点は、フランスの予選での大きなミスと、オーストリアでピット入口の白線を越えてしまったことです。

一番良かったのはオーストリアでの1戦目で、レースウイーク全体のアプローチを変えたことでした。それまでは、自信があると感じたときやセットアップ変更の直後からプッシュしていました。

これはF2までのフォーミュラカテゴリーではうまくいっていましたが、F1では機能していませんし、少なくともこれを試すこと自体に大きなリスクがあります。それに気付いてからは、一歩ずつ前進していくように変わりましたし、フリー走行で徐々に自信を深めて、予選に入ってからプッシュするようになりました。これがうまくいっていますし、エンジニアとのミーティングやマシンに乗る前のウォームアップもやり方を見直しています。

予選では、オーストリアでの2戦目で今季ベストリザルトを記録しました。FP3でマシンを大きく滑らせてしまった後で少し自信を失っていただけに、予選3回のセッションを通してうまくこなせたことは良かったですし、満足しています。

前戦の後には、レッドブル・リンクでピレリタイヤのテストのために走行できました。ルーキーですから、少しでもマシンに多く乗ることが大切なので、良かったですし、面白い仕事でした。

そして、シルバーストーンを迎えます。昨年、F2ではフィーチャーレース(距離の長いレース1)で3位に入りましたし、レッドブル・リンクのように、F3時代から走行経験がとても多いサーキットです。それらはすべてポジティブな面ですが、悪い面は、今週末に初の試みとなるスプリント予選が土曜に行われるので、F1マシンでの走行経験がないにもかかわらず、予選までのフリー走行が1セッションだけという点です。

今回は、オーストリアで始めた新しいアプローチがあまり活かせません。FP1の直後に予選があって、そこでいいパフォーマンスをするのは大変だと思います。かなり難しいはずですが、オーストリアのように一歩ずつスピードを上げていけるようにトライしてみます。

スプリントレースは、誰もが初めてです。FP1と予選の間にはセットアップ変更が可能ですが、その後はほぼ何も変更できません。全員にとってチャレンジングなレースウイークになると思いますが、僕は自分自身のことにフォーカスして、できる限りしっかりと準備して臨みます。

F1マシンでシルバーストーンの高速コーナーを走るのを楽しみにしています。フリー走行が少ないのは厳しいですが、ここ数年で経験を重ねたサーキットであり、その意味ではやや自信があるので、どうなるか見ていきましょう。特に、F1マシンではマゴッツ-ベケッツ-チャペルがどんな感じなのかとても楽しみです。

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