スペインのメディアが報じたところによれば、セルジオ・ペレスが2022年もレッドブルに留まることはほぼ確定的なようだ。
最近では、2019年シーズン途中でレッドブルからトロロッソ(現アルファタウリ)に降格されたピエール・ガスリーが非常に好調を示していることから、2022年には再びトップチームであるレッドブルに昇格する可能性もあるのではないかという噂もささやかれていた。
だが、スペインの『Marca(マルカ)』は、そうした噂は的外れであり、レッドブルが来季もペレスを続投させることは確定的だと次のように報じた。
「現在唯一の問題は、(ペレスとの)契約がチームの希望通り1年なのか、それともドライバーが希望しているようにもっと長期なのかということだ」
実際のところ、経験豊かな31歳のペレスは、現時点において2019年以降マックス・フェルスタッペンのチームメートを務めたガスリーやアレクサンダー・アルボンよりも高いパフォーマンスを発揮しているのは確かだ。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもそれを認め、次のように語っている。
「セルジオはまさに自分に求められたことをやっているよ」
「チームの誰もが彼のパフォーマンスに満足していると思うし、彼はチームプレーヤーとしての役割を非常によく理解している」
一方、最近レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、メルセデスの育成ドライバーであり、現在はウィリアムズに所属しているジョージ・ラッセルの引き抜きを考えるかもしれないと語ったことが報じられている。
この件について質問されたホーナーは次のように語った。
「もしジョージがドライバー市場に出ていたなら、彼を欲しがるチームはたくさんあると思うよ」
「彼は素晴らしい才能を持つ若者だし、次のステップに進む準備もできている。だが、メルセデスが彼に関する明確な計画を持っているのは間違いないよ」
「彼は今、そのチャンスを必要としている」
そう語ったホーナーは、現F1チャンピオンのルイス・ハミルトンと同じイギリス出身ドライバーのラッセルがメルセデスに加わればイギリスのモータースポーツのさらなる活性化につながるだろうと次のように付け加えた。
「ルイスとジョージのコンビは、イギリスのモータースポーツ界にとって好ましい強力な原動力になるだろう」