今季のF1第10戦イギリスGP(18日決勝)が行われる今週末のシルバーストンにおいて、メルセデスが2022年にジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を起用することを正式発表することになる可能性が高いようだ。
噂では、メルセデスはすでに自分たちの契約下にあるラッセルをバルテリ・ボッタスに替えて2022年にルイス・ハミルトンのチームメートとすることを決めているとも言われていた。
伝えられるところによれば、マーティン・ブランドルや1996年のF1チャンピオンであるデーモン・ヒルなどのイギリス出身元F1ドライバーたちは、今週末のシルバーストンにおいて同じイギリス出身のラッセルのトップチーム昇格が発表されることになるだろうと予想しているようだ。
こうした中、ボッタスと同じフィンランド出身ドライバーでありF1解説者も務めるトニ・ヴィランデルは、母国のテレビ局『MTV』に次のように語った。
「その結果、バルテリに関してはゲームオーバーということだ」
「彼はすでにそのことが分かっていたのだろう」
「メルセデスにとって最も重要なことは、ハミルトンがチームの一員であり続けることを確定させることだった。そして、その主要な柱が建てられたわけだ」
「ラッセルが再びウィリアムズと契約を結ぶことを喜ぶとは思えない。ハミルトンが結んだ2年契約が彼にとって最後の契約となる可能性もあるし、その場合には次のチャンピオン候補が彼のとなりに引き上げられることになるだろう」
「残念ながら、これらのことすべてに対してバルテリが影響を及ぼすことはほとんどないよ」
そして、来季メルセデスへの昇格がほぼ確実だと考えられている23歳のラッセルは次のように語っている。
「メルセデスとは常に連絡を取り合っているよ。彼らは常に僕の面倒を見てくれているんだ」
「どんなことが起きようと、来年もメルセデスエンジンが僕の後ろにあるよ。僕はメルセデスのドライバーだし、彼らに忠誠を尽くしているよ」
「いい仕事をすれば必ず報われると僕は言い続けてきた。シンプルなことだよ」
噂では、ラッセルのメルセデス昇格が決まった場合には、ボッタスが入れ替わりに古巣ウィリアムズに戻ることになるだろうと言われている。
だが、最近、ボッタス以外の候補者として、今季アストンマーティンのリザーブドライバーを務めているニコ・ヒュルケンベルグや、アルピーヌのリザーブドライバーであるダニール・クビアトの名前も噂に上ってきているほか、ボッタスに関してはアルファロメオへ移籍する可能性があるという説も出てきているようだ。