メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)が、現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトンと2021年以降に向けた新契約がもうすぐ締結できるはずだと示唆した。
最近の報道によれば、ヴォルフは、F1が夏休みを迎える8月頃までには交渉を終えて新たに2年契約を結んだことを発表したいと考えているようだ。
そのヴォルフは今週、オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙に対し、先週末にレッドブルリンクで行われたF1シュタイアーマルクGPの後、ハミルトンと飛行機の中で2時間過ごしたことを明らかにしていた。
そして、ヴォルフはこのほどミュンヘンのローカル紙『TZ』にハミルトンとの交渉について次のように語った。
「我々は、すでに最大の問題点については解決を見ているよ」
「今は細かい部分に関して話し合っているところだが、それも解決していくよ」
一方、ハミルトンのチームメートを務めるフィンランド人ドライバーのバルテリ・ボッタスに関しては、2022年にはメルセデスとの契約下にある若手ドライバーのジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)にシートを明け渡すことになる可能性が高いと噂されている。
ヴォルフは、シュタイアーマルクGPでボッタスが3位となったことに言及しながら、ボッタスとの契約問題について次のように語った。
「彼は素晴らしいレースをしたが、それによって決定が変わることはないよ。それに関しては今後数週間から数か月かけて検討していくことになる」