F1第8戦シュタイアーマルクGP(レッドブル・リンク)を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のようにコメントした。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手の優勝、またHonda PUを搭載する2チーム4台のマシンが力強い走りを見せたフランスを後にして、今週は昨年同様に2週連続でレースが開催されるレッドブル・リンクに向かいます」
「レッドブル・リンクは、オーストリアの緑豊かな丘陵地帯に位置し、アップダウンに富んだ美しいサーキットです。全長が短くコーナーの数がシーズン中最も少ない10、短い全長に加えてコーナースピードが比較的高いことから、ラップタイムもシーズン中一番速くなります。予選時にトラフィックが発生することも頻繁にあるため、アタックのタイミングも重要になると考えます」
「オーストリアはレッドブルにとっての母国GPであり、また我々が2019年にF1復帰後の初勝利をあげた思い出深い地です。我々にとっては特別なレースであり、チームメンバー全員がこの連戦に非常に高いモチベーションで臨んでいます」
「ここまでレッドブル・レーシング・ホンダが3連勝を挙げており、パーマネントサーキットである前戦フランスGPでの勝利は励みになっていますが、我々のライバルが強力であることに変わりはありません」
「このサーキットでは例年接戦が展開されていますし、ここまでのシーズンの状況から今回もまた僅差の戦いとなると考えています。2チーム、4台が好成績を上げられるよう、入念な準備とともに連戦に向かいます」