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「ペレスの方がボッタスよりもいい仕事をしている」とレッドブル首脳

2021年06月23日(水)18:30 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコは、ドライバーラインアップという観点で見ても、今や自分たちの方がチャンピオンチームであるメルセデスの上に立ったと考えているようだ。

レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者でもあるマルコは、先週末にポール・リカール・サーキットで行われた今季のF1第7戦フランスGPでマックス・フェルスタッペンが勝利できた陰にはセルジオ・ペレスの重要な働きがあったのだと主張している。

「もしもペレスがピットストップ・ウィンドウに入っていなかったら、我々は彼にも2ストップ戦略をとらせていただろうし、それによって難しい状況に置かれていただろう」

「それが彼を雇った理由だ。彼は無駄にタイヤ・ウィスパラーだと考えられているわけではないよ。彼は最初のストップを行う前にはメルセデスのすぐ近くにいたし、それで彼らを緊張させることができたんだ」

「だからこそ、彼は同じ戦略で最後にボッタスをオーバーテイクすることができたんだ」

マルコが使った“タイヤ・ウィスパラー”という語は直訳すれば“タイヤにささやく者”ということになるが、この場合はタイヤをうまく扱える者という意味になる。

マルコは次のように付け加えた。

「現時点ではペレスの方がボッタスよりもいい仕事をしているのは明らかだよ。そしてそれこそが我々が求め、必要としていたものであり、近年の我々に欠けていたものだ」

そう語ったマルコだが、今年で11年目のF1シーズンを迎えているメキシコ出身のベテランドライバーであるペレスを単にフェルスタッペンのサポート役だと考えるのは間違いだと次のように主張している。

「いや、彼はただマックスのサポート役を演じているわけではないよ」

「バクーでのタイヤのように、もしマックスに何か不運があったときにはセルジオが我々に勝利をもたらすためにそこにいるんだ。メルセデスだってそれは分かっているよ」

「彼ら(メルセデス)は、もはやここ数年圧倒的な力を見せていた頃と同じ戦略を用いることはできない。そして、彼らがミスを犯しているのを目の当たりにしている」

そう語ったマルコは次のように付け加えた。

「ペレスはこれからさらに強くなるだろうし、メルセデスの抱えるプレッシャーもさらに大きくなるだろうね」

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