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【マクラーレン】エクストリームEに続いてフォーミュラEにも参戦の可能性

2021年06月16日(水)5:08 am

マクラーレンが、フル電動フォーミュラマシンによる世界選手権であるフォーミュラEへの参戦を検討していることが明らかとなった。

F1では名門チームのひとつであるマクラーレン・レーシングだが、昨年からアメリカのインディカーにも復帰し、フル参戦を行っている。

そのマクラーレンが先週には今年スタートしたばかりのフル電動マシンによるオフロードレースシリーズである“エクストリームE”シリーズへの参戦を発表し、モータースポーツ関係者を驚かせた。

今年初開催されたばかりのエクリトリームEは電動オフロードマシンで争われるワンメイクシリーズで、フォーミュラEの会長を務めるアレハンドロ・アガグらが中心となって立ち上げたものだ。

現在エクストリームEには現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)やかつてメルセデスでハミルトンのチームメートを務めていた2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグなどが自分のチームを送り込んでいることでも知られている。

様々なカテゴリーに参戦する意欲を強めているマクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは、WEC(世界耐久選手権)への参戦を視野に入れていることも認めている。

そのマクラーレンはさらに、このほど「新たなモータースポーツ・プラットフォームの可能性を評価する一環として」フォーミュラE の2022-2023年シーズンに参戦するという契約上の「オプション」をアガグと結んだことを発表している。

マクラーレンはこれに関して声明の中で次のように説明している。

「マクラーレン・アプライド(マクラーレン・グループの電子部門)が同シリーズにバッテリーを独占供給していることもあり、マクラーレン・レーシングがフォーミュラEでチームとして戦うことは除外されている」

「だが、その(バッテリー供給)契約が2021-2022年シーズンをもって満了することから、今後は参戦を検討することが可能となったものだ」

「マクラーレン・レーシングは2021年中にシリーズ参戦の実現可能性を様々な基準で評価した上で、参戦するかどうかを決定することになる」

ブラウンは、マクラーレンがフォーミュラEを「以前から注意深く観察していた」ことを認めるとともに、現在のマクラーレンの財務状況は「極めて好調」だと語り、次のように付け加えた。

「我々は財務的に非常に健全だ。そのおかげで、F1での競争力を維持できているし、インディカーに目を配ることやエクストリームEにも参入することが可能となったんだ」

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